走りも車内も快適な車中泊モデルで、実走1300km旅!
ファーストカーとしても使えて、荷物も載せられて、しっかり横になれる。そんな走りも車内も快適な車中泊モデルだったら、一人で気ままな長距離クルマ旅にもオススメ。今回はキャラバンマルチベッドで、30代女子、リアルなクルマ旅に行ってきました。
旅の相棒は、マルチに使える車中泊モデル
今回の旅の相棒は、日産の「キャラバンマルチベッド」。取り回しもしやすく、土地勘のない旅先でも不安なく動かすことができる。観光地のコインパーキングだって問題なし。そして走りもいい。往復約1300kmの旅、長距離ながら運転も疲れなかった。
さらに、シンプルな車内装備で、リヤのスペースを思うがままに使える。シートやベッド展開の手順が少なく、力がいらないのも女性の私にとっての使いやすさにつながっている。
旅の行程は1泊3日の弾丸旅。気ままにドライブも楽しみたいし、おいしいものを食べに行きたいし、買い物もしたいし、温泉にも入りたい。しかも移動中や旅先でデスクワークもしたい。そんなわがままな旅を叶えてくれる1台だ。
わがままクルマ旅にはお座敷レイアウトがぴったり
セカンドシートの展開含め、リヤのアレンジが豊富なキャラバンマルチベッド。でも、実際の車中泊旅で何度もレイアウトを変えるのはちょっと手間。できれば、荷物も積めて使いやすく、でもそのままゴロンと寝たり、デスクワークをしたりしたい!そんなわがままを解決するのが、リヤ全面にベッドを展開する、勝手に通称「お座敷レイアウト」。
このレイアウトだと、ベッドの床下に1段空間ができるので、そこに荷物を積むことができる。ベッドは常に使える状態なので、ベッド展開時に荷物が邪魔…なんてこともない。しかも、キャラバンマルチベッドのベッドマットには小さいパーツがあり、簡単に持ち上げられる構造になっている。このマットパーツの下に荷物を置けば、すぐ取り出しせて便利なのだ。
そしてオススメのオプションがテーブル。取り外し式で、設置も簡単な上に、ポールと天板を収納する場所がきちんとあるので、車内で邪魔にならない。10段階で高さを調整できるので、ベッドを椅子代わりにデスクワークもできる。もちろんお座敷レイアウトでもきちんとテーブルとして機能するので、これがあればまさにお座敷そのもの。
大きさもノートPCとタンブラーを置くくらいは問題なく、メイク道具を広げても余裕だ。
旅の最初のチェックポイントは東北道最北のフードコート
荷物も積み込み、いよいよ出発!の前に、大切なのがガソリンの補給。今回の相棒のキャラバンマルチベッドのタンク容量は65ℓで、燃費はJC08モードでの値が9.7km/1ℓ。青森までは片道約650kmの道のりなので、この値を参考にして計算すると満タンスタートでも途中で1回以上の給油が必要になる。なので高速道路上の給油ポイントについてもチェックが必要だ。
走り出して330kmほどの前沢SAでガソリンが半分を下回ったので、一度給油を。まだ余裕なのになぜここで?と思われるかもしれないが、この先の東北自動車道では給油ポイントが少なくなるのと、青森についてからもスムーズに動きたいというのがその理由。そして燃費もほぼカタログでの数値に近い印象。
いよいよ福島、宮城、岩手と走り、目的地の八戸まであと100kmほどになった岩手山SAで、遅めの夜ご飯と長い休憩をとることに。この岩手山SAには、東北道最北のフードコートがあり、しかも24時間営業。時間に自由なクルマ旅では覚えておきたいSAだ。お腹がいっぱいになったところで車内に戻って休憩を。この先の運転に備えて、リヤのスペースで横になって仮眠を。何もせずに横になれるお座敷モードがここでも大活躍。
青森での朝食は海鮮丼!
いよいよ青森八戸へついたところで、朝ごはんを。インターを降りて向かった先は、「八戸市魚菜小売市場」。JR陸奥湊駅目の前の、地元の台所だ。お目当ては、市場で買ったお刺し身や海鮮をごはんに乗せて食べる自分だけの海鮮丼。そして今が旬のウニ!
併設の駐車場はないが、周囲にコインパーキングがある。市場前の道は狭いので注意して運転したい。ただこのあたりもキャラバンの取り回しのよさのお陰で走りにくさはなかった。
無事朝ごはんを食べ、購入した刺し身やウニをポータブル冷蔵庫へ収納し、次の目的地へ。
快適ドライブとグルメ&温泉は青森旅の魅力
青森は知る人ぞ知る温泉天国。宿泊を予定している「RVパークポニー温泉」ももちろん温泉併設。ドライブ中にも日帰り温泉や共同温泉をよく目にした。そしてグルメ天国でもある青森、海鮮もお肉も野菜、果物…どれも豊富。そんな地元の食材を使った料理も楽しみたい。
そして青森クルマ旅、何といってもドライブが快適。旅の間、激しい渋滞には出会わず。八戸の中心部などは信号もしっかりあるが、そこを抜けると超快適なドライブルートだらけ。自然の中や農作地帯をストレスなく気持ちよく走れる。さらに東北自動車道から続く自動車専用道路も整備が進んでおり、長距離の移動や都市間の移動も便利になってきている。