日本RV協会が第1回キャンピングカーシンポジウムを実施!
7月20日、「東京キャンピングカーショー2024」1日目のショー終了後に、東京ビッグサイト東8ホールのステージで、日本RV協会による第1回キャンピングカーシンポジウムが実施された。初の試みとなるシンポジウムの第1回目のテーマは、「キャンピングカーと防災」。各分野の専門家4人が登壇し、活発に意見を交わした。
第1部は、日本RV協会 荒木賢治会長による能登半島地震の対応報告。会員企業のキャンピングカー60台を石川県珠洲市と輪島市に派遣した、日本RV協会の被災地支援の内容や現地の被災状況などが語られた。
(左2番目から)日本RV協会会長 荒木賢治さん、タレント 田村 淳さん、全国防災ボランティア共同団体ネットワーク事務局長 明城徹也さん、アウトドア防災ガイド あんどうりすさん。各分野の専門家4人が、「キャンピングカーと防災」をテーマにパネルディスカッションを行った
第2部は、「キャンピングカーと防災」をテーマに各分野の専門家4人がパネルディスカッション。「能登半島地震とはどのような災害か?」に始まり、「キャンピングカー支援の長所」「キャンピングカー支援の課題」「キャンピングカー×防災の可能性」「キャンピングカー業界への期待」など、様々なテーマについて意見やアイデアが交わされ、会場に集まった大勢のキャンピングカー関係者も真剣な表情で耳を傾けていた。
初の試みであるシンポジウムは、キャンピングカーの可能性や社会とのつながり方を継続的に議論・発信する場として企画されたもの。第1部では、日本RV協会の荒木賢治会長が、キャンピングカー60台を石川県珠洲市と輪島市に派遣した能登半島地震の被災地支援について報告。現地に足を運んだからこそわかる被災地のリアルな現状や、被災地でキャンピングカーがどのように活躍したかについて、写真をもとに説明を行った
第2部は、「キャンピングカーと防災」をテーマに専門家4人がパネルディスカッション。継続的に被災地を支援する取り組みを企画実行しているタレントの田村淳さんからは、キャンピングカー購入時の公的補助金の必要性も語られた防災専門家の2人は、「キャンピングカー支援の長所」として自己完結できる生活空間・装備に言及。ほかにも、キャンピングカーの機動性を生かして迅速に支援が行える利点や、レンタカーのネットワークを活用した今後の取り組みなど、それぞれの立場から様々な意見やアイデアが交わされた