アトレーRSベースの軽キャンパー「F-BOXベース」に新型クーラーを搭載した上級仕様が追加

アトレーベースの軽キャンパー「F-BOX（フェイバリットボックス）ベース」にDC12Vクーラーを標準装備する上級仕様「クーラーモデル」が追加された。家庭用エアコンに似た見た目の新型DC12Vクーラーを標準装備し、合わせて200Ahリチウムイオンバッテリー、1000W正弦波インバーター、200Wソーラーパネル、外部電源入力装置も標準装備。家庭用エアコン並みの使いやすさを実現した。

軽キャンパー・F-BOXベースは「どこでも持ち運べる秘密基地」がコンセプト

F-BOXベース・ノーマルタイプの内装。後ろ向きソファのシート下、後部ソファのシート下はそれぞれ収納となっていて、無駄なくスペースが活用されている

「F-BOX ベース（フェィバリットボックスベース）」は、パパビルドにより製作された軽キャンパー。”どこでも持ち運べる秘密基地”をコンセプトに、小回りが利き機動性の高い軽自動車ダイハツ・アトレーがベース車となっている。

2人使用に割り切って広々とした室内空間を実現したのが特徴で、運転席と助手席の背もたれを活用した後ろ向きソファと車両後部後部のソファを使って作り上げた、対面できるリビングスペースは軽バンコンでは珍しいレイアウト。また就寝時はアトレーの1820mm×1410mmという荷室サイズをフル活用したベッドで、大人2人がゆったりと眠ることができる。

F-BOXベース・ノーマルタイプをフルベッドにした状態。対座ソファの間をマットで埋めるだけと簡単だF-BOXベース・ノーマルタイプの外観。アトレーRSがベースとなる

猛暑やペット連れ旅行にも安心！家庭用エアコン並みの使いやすさを備えたF-BOX ベースクーラーモデルについて

猛暑や軽キャンパーでのペット旅の需要増にこたえる形で設定されたF-BOX ベースのクーラーモデルは、レイアウトや使い勝手はノーマルモデルを継承したまま、家庭用エアコンに高い見た目と操作感がある新型クーラーを装備した。長時間の稼働を実現するために、200Ahリチウムイオンバッテリー、1000W正弦波インバーター、200Wソーラーパネル、外部電源入力装置もセットで標準装備。F-BOXベースを通年使える軽キャンパーに仕立て上げた。

以前は4連ルーバータイプのいかにも車載クーラーといった機種を搭載していたが、新型は家庭用同様の見た目で室内に違和感なく溶け込んでいる。本体下部からスイング式で冷風が出るのも家庭用同様だ。リチウムイオンバッテリーの残量計はエアコン本体の下部に設置されており、この面だけでバッテリー管理と、電力消費のメイン家電であるエアコンの管理が可能となる。

ほかにも快適装備として、JBL製のリアスピーカーやテレビモニターなども標準装備。まさに、どこへでも持ち運べる快適な秘密基地が実現した。

F-BOXベースのクーラーモデルの価格は税込み448万円から。その他の写真や詳しいスペックは、以下のキャンピングカーカタログでノーマルモデルも含めて紹介している。

なおF-BOXシリーズでは、エブリイワゴンをベースとした軽キャンパーにも「F-BOXワゴン」にもクーラーモデルが追加されており、そちらも他ではあまり見ないタイプの新型クーラーを標準装備している。

F-BOXワゴンクーラーモデルに装備された新型クーラー。左右のキャビネットをつなぐルーフ部分に横長に設置され、スペース効率が良い