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6人乗車5人就寝、シンプルさにこだわった初心者ファミリー向けハイエースキャンピングカー

1台でさまざまに使えるのもキャンピングカーの魅力だが、たとえばベッドを作るだけでもマットの組み替えが複雑では逆に使いにくくなるというもの。フォーシーズの「スマートキャンパー6Sスヴェルト」はよりシンプルに、一目でわかる単純明快さにこだわって作られた。

初級者ファミリーに最適!一目でわかる簡単ベッド展開

スマートキャンパー6SスヴェルトはREVOと呼ばれる、バタフライ仕様で前向きにも後ろ向きにもフラットにもできるシートをセカンドシートに採用。それをスライドレールの上に配置した。移動時はフロントとセカンドシート合わせて最大6人が前向きで着席できる。

REVOのロータイプシートなので車内の圧迫感はない

停車時はこのREVOシートを後ろ向きにするだけでリビングスペースが完成。3列目は上段ベッドのマットを置くだけなのでとにかく簡単なのだ。後部のタイヤハウスもうまく活用されている。

ベッドにする時はREVOシートをフラットにして、ソファにしていたマットを置くだけ。これで2100×1400mmのフロアベッドが完成する。大人2人が就寝可能だ。この上に設置する上段ベッドまでは高さ350mmとなるが、重なる部分を足側にすればそれほど問題にはならない。

こちらが上段ベッド。何も考えずに4枚のマットを置くだけ!車内幅を目いっぱい使っており、1500×1500mmの正方形の楽しいスペースに。ここは最大で子供3人が寝られる。

セカンドシートをたたんでスライドレールの一番前までスライドさせると、後部にこれだけ広いカーゴスペースができあがる。最大長は2200mmで、幅も1050〜1400mm。自転車や中型バイクも乗せられるような大きさだ。

スマートキャンパー6Sスヴェルトはハイエースのロング標準ボディ・ハイルーフをベースとしているので頭上空間に余裕がある。積み下ろし作業なども楽に行えるだろう。

シンプルな使い勝手がコンセプトなので、キッチンはコンロとシンクという最小限のつくり。シンクは蓋ができるタイプだ。運転席と助手席のすぐ後ろに設置されているのが特徴で、移動中の後部座席のカウンターとしても使える。シンプルな作りで価格もおさえめだが、ニーズが高い走行充電システムはきちんと標準装備されており、このカウンターから電源を取ることができる。

価格はおさえたが下地断熱加工も標準装備。LED調光式スポットライトも標準装備だ。

乗車定員6人と就寝人数2人+子供3人というスペックから、ターゲットはファミリー層。シンプルなつくりから初級者に最適なモデルだ。

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