夫婦でキャンプを楽しむYouTuber「たけめぐチャンネル」のハイエースを見せてもらう!【車中泊を楽しむご夫婦】
キャンピングカーやキャンピングトレーラー、簡易車中泊車……これらの車の楽しみ方をオーナーから学ぶ?!シリーズ、3回目はハイエースを自家用車として持ち、車中泊やキャンプ、各種アウトドアアクティビティに活用して楽しむ人気YouTuberの素顔をご紹介?!「たけめぐチャンネル」の2人にご登場いただきましょう。
キャンプ道具を満載してシンプルにベッドキットを装備
愛知県在住のたけさんとめぐさん夫妻は、YouTubeで「たけめぐチャンネル」として主にキャンプの動画を発信しています。
愛車は7型/スーパーGL/2WDディーゼル/ダークプライム仕様のハイエースです。非常に状態の良い中古車だったそうで、購入先はガリバー。購入金額はジャスト400万円。
「(2024年1月取材時点で)購入してまだ1年経っていないくらいですね。ベッドキットも合わせてガリバーで購入し、装着してもらいました。
たくさん荷物を積める利便性などからもともとハイエースが好きで乗っていましたが、そのときはキャンプはしていませんでした。今のハイエースを買う前は2ドアのベンツに乗っていたんですが、キャンプをするようになって“あー、こんな車に乗るんじゃなかった”と後悔して、今のハイエースを買ったんです」とたけさん。
「妻のめぐはスズキのスペーシアに乗っていて、このハイエースを買う前はスペーシアでキャンプをしていました。ただ、本格的にキャンプをするようになり、どんどん道具が増えていって、スペーシアでは限界がきてこのハイエースにしたんです。なお、私はこのハイエースで通勤していて、めぐはスペーシアで通勤しています」。
荷室はシンプルにベッドキット取り付けのみのカスタム。常にキャンプ道具一式を積んでおきます。「倉庫がわりになるのも魅力です」とたけさんベッドを広げても下側には荷物をそのまま載せておくことができます窓にはアイズのマルチシェードを装備ホイールはイエローハットで購入したというアルミ製のものに交換し、タイヤは冬季のため普通のスタッドレス。いたってシンプルな足まわりです。運転席の後ろにはセンターカーテンを装備。レールは専用品を自分で装着したそう。「これをさっと引けば車中泊のときに運転席側の窓をいちいち目張りしなくていいし、エアコンの効きも良くなります」とたけさん。
ポータブル電源はジャックリーの1500whのものを使用。ボージRVのポータブル冷蔵庫も組み合わせて使っています。
“半分キャンプ・半分車中泊”
「私たちは“ガチな”キャンプをするんですが、そのために車中泊を組み合わせていて、ハイエースが大活躍しています。
遠くのキャンプ場まで遠征することがしばしばあるのですが、その道のりがすごく長いんです。なので、かなり早朝とか、深夜に出発しないといけなくなります。そのときに、道中でさっとベッドキットを広げ、上に寝袋を置いて車中泊できるのがかなり強みになるんです。
例えば、仕事終わりの金曜の夜に出発してある程度進み、サービスエリアで車中泊して夜が明けたらまた出発するということが可能になります。これができることで、かなり気軽に遠くまで足を延ばせるようになりました」。
「あと、キャンプ場でも車中泊を選択することがあります。それは雨の日。キャンプをする方なら理解できると思いますが、雨の日にテントを張って濡らすと、乾かしたりとその後の手入れがすごく大変なんです。なので、もしキャンプ時に不意に雨に見舞われたら、タープだけ張って車の中で寝てしまえばいいんです。
“半分キャンプ・半分車中泊”というのが私たちのスタイルですね。本当に遊びの幅が広がりました」。
シンプルな装備で上手に工夫していることが伺われます。もっとカスタムしたいとは思わないのでしょうか?
「そこはあんまりこだわっていません。ほんと、“ハイエース沼”にはまってしまいますから。やりだすとキリがないですし、シンプルに、今の状態で最大限楽しむことを私たちは重視しています」。
妻のめぐさんは、ハイエースの運転には抵抗がなかったのでしょうか?
「すぐ慣れましたよ。女性の方はみなさん怖がりますけど、問題なくできるようになります。前側のボディが短いので前方の確認がしやすいですし、あとミラーもたくさんついていて、むしろ死角があんまりないんです。そこはあまりネックじゃないと思います。ちなみに、うちのにはバックモニターとオールアラウンドモニターも装備していますから、注意していれば何も怖くありません」とめぐさん。
たけめぐチャンネルのお二人のスタイルは、まさに“自家用ハイエースでキャンプ&車中泊を楽しむ王道かつスタンダード”と言えるのではないでしょうか。ぜひとも参考にしたいものです。
TEXT&PHOTO:大宅宏幸