5人乗車最大4人就寝、置き場を変えられるテーブルが昼も夜も使いやすくするキャンピングカー
さまざまな目的で使えるスモールキャンパーとして人気を博したアネックスのファミリーワゴン。その後継モデルを紹介する。
昼と夜で設置場所を変えられるテーブルが使い勝手↑↑
アネックス「カヌレ」はNV200バネットバンがベース。全長4400×全幅1695×全高1855mmの5ナンバーサイズのコンパクトボディを使ったキャンピングカーだ。オプションでツートーンのボディカラーも設定され、なんとも可愛らしいたたずまいとなっている。
車内レイアウトを見ていこう。セカンドシートは前向きにも後ろ向きにもなるタイプで、移動中は前向きに、停車時は後ろ向きにしてテーブルを囲むスタイル。コンパクトキャンピングカーでは王道のレイアウトだ。
後部の左右キャビネットに白い◎で示したのはカップホルダー。あちこちあって便利
実際の室内がこちら。撮影車両はオレンジ系のシートカラーで製作されていたが、こちらはオプション設定。ノーマルではグレーの生地を使用しホテルライクな室内となる。
電装系のスイッチなどはテーブルが取り付けられているキッチンキャビネットの部分にまとめられている。ベッドにしたときもすぐに手が届く位置で使い勝手が良い。
また、キッチンキャビネットのすぐ上の窓が埋められて、ネットがついたオープン収納になっている。オプション設定だが、左右どちらの窓にも取り付けることができ、高さがあるので飲み物を入れたり、ティッシュなどすぐ使う物を置いても便利だろう。
車両右側の後部にスリムなキッチンを設置。丸形のシンクと、引き出して車外で使えるシャワーが装備されている。手前に跳ね上げた調理台は、実は収納庫の蓋にもなっている。サイズ的にポータブル電源などを置くと良さそう。限られたスペースをうまく使うアイデアだ。
テーブルは前後のソファの間に設置する以外に、キッチンの跳ね上げ式調理台につなげて車両最後部にもつけておくことができる。
カヌレは就寝時はフロア全面がベッドになるので、小物置き場として使えてとても便利だ。
もちろん就寝時の広さを求めてつけないで置くことも可能。その場合も左右のキャビネットが物置として機能する。
フロアベッドは長さ1950mm、幅は短い車両後部で1000mm、広い部分で1200mm。セカンドシートをフラットにして、後部のソファをぽんぽんはめれば完成だ。
これで大人2人が寝ることができるので2人旅なら十分。もしファミリーなら、ポップアップルーフモデルを選べば最大4人で就寝可能になる。
最後部にシートを使わず、あえてマットのみのソファとしているおかげで、マットをはずせばこの通り。車両後部をひろびろカーゴスペースとして使うこともできる。用途を限定しないこの使い勝手が人気の秘密だ。