乗り心地と快適性の両立に自信あり!ミニバンキャンパー&コンパクトキャンピングカー10選
乗用車なので走行性能がバツグンなのが強みのミニバンベースのキャンピングカーと、ハイエースよりも小さいコンパクトサイズがかわいいコンパクトキャンピングカー。日本のどんな道にも入っていけて、車中泊性能も申し分ないこの2ジャンルのモデルから、オートキャンパーwebが注目したモデルを10台紹介する。
ミニバンキャンパー編
デリカMV/ロッキー2
くつろぎスペースもつくれるベッドキット
デリカD:5をベースにロッキー2が作ったベッドキットシステム、それがデリカMVだ。サードシートを外してベッドのフレームを設置。そのフレームの上と、背もたれを倒したセカンドシートの上にマットを置けば、大人2人でも余裕のベッドが完成。
特筆すべきは写真のようにくつろぎスペースも作れること。ベッドマット1枚外すだけで掘りごたつのようなスペースが作れる。またキャンピングカーの修理・改造に強いロッキー2らしく、FFヒーターや車載クーラー、それらを動かすソーラーパネルや200Ahリチウムイオンバッテリーなどをオプション設定している。車中泊スタイルに合わせてオプションを組めば、QOLの高い車中泊ライフが楽しめるだろう。
フリードMV+/ロッキー2
最小限の架装で大満足空間をクリエイト。ジャパンキャンピングカーショーにも出展予定
ロッキー2からもうひとつ、ホンダのフリード+をベースにした車中泊キットを紹介。フリード+は2列シート車なので、空いている車両後部にベッドフレームを設置。ソファとしてテーブルを囲むこともできる。2人乗車なら後ろをベッドにしたままでも移動可能。小さな車体からは想像できないほど使い勝手が良いのだ。そしてこちらもデリカD:5のMV同様に各種電装品やFFヒーターなどの豊富なオプションが用意されている。
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セレナ マルチベッド/日産モータースポーツ&カスタマイズ
e-POWERも搭載された人気車・新型セレナを車中泊仕様に
2023年に販売が開始された日産の新型セレナ。5ナンバーサイズにおさまるボディサイズに広々した室内、最先端の運転支援技術も搭載され、車中泊車としては最上級の運転性能と乗り心地を約束してくれる。さらにセレナには電気モーターの力でクルマを動かすe-POWERのグレードもある。電気の力ならではの加速性能、走行中の静かさは乗用車てしても一級品で、2023年の日本カー・オブ・ザ・イヤーではテクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー賞を受賞。
そんなセレナを車中泊仕様にしたのがこの「セレナマルチベッド」。セレナの3列目シートを取りはずし、ベッドフレームを設置したモデルで、乗車人数は5人乗りになるが、展開ラクラクのしっかりした車中泊空間ができあがる。もちろん車検は完全対応。販売が全国の日産ディーラーなのも安心材料だ。
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カレントキャンパー ピコ ジュニア/キャンピングカー広島
特許取得のワンタッチスイングシートが使いやすさ◎
老舗のキャンピングカーメーカーの人気コンパクトモデルは、小さいながらも冷蔵庫やシンク、カセットコンロを標準装備し、展開できるベッドもついてしっかりキャンピングカーしている。特筆はこの横座りのロングシートで、背もたれのシートを手前に引くだけでベッドに早変わりする。シートの下は収納になっているし、2人旅なら十分だ。
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オールインタウン/甲和オートサービス
充実の標準装備で快適なクルマ旅を実現
「オールインワン」のネーミングどおり、オプション不要で快適に使えるキャンピングカーがコンセプトの甲和オートサービス「オールイン」シリーズ。タウンエースベースのコンパクトなボディに、DC12VクーラーやFFヒーター、電子レンジ、冷蔵費、ソーラーパネルなどの豪華装備を標準でセットした。
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フリップアップ ベッドモル/FLEX
見た目もオシャレにできる車中泊仕様
ハイエースやタウンエースなどの名車をエイジレスな存在にカスタムするFLEXのリノカプロジェクト。タウンエースをベースにしたモルも、複数のボディカラーやホイールタイプを選んで、自分らしくカスタマイズすることができる。そこにFLEXオリジナルのフリップアップベッドを組み合わせれば、オシャレ車中泊車の完成だ。
モルにはほかにもサイに家具がつくタイプのベッドキット「モル ルーム キット」というオプションもある。使用人数や用途に合わせて好みのタイプをチョイスしよう。
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アレグロ/カーショップスリーセブン
NV200ベース、ポップアップルーフつきで最大4人就寝
軽キャンパーを得意とするカーショップスリーセブン初のミニバンベースがこのアレグロ。ワンタッチ開閉できるポップアップルーフを使って、車両全体で大人3人+子供1人の就寝スペースを確保。ポータブル電源を室内のメイン電源として車載クーラーも動かせる。電源もクーラーも標準装備されているのが嬉しい。
さすが普段は軽自動車をベースに架装しているメーカーだけあって、小さい中によく考えられた作り込みで、家族4人がしっかり寝られてすごせる。
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D:5クルーズ キャンパーエディション/ケイワークス
走破制抜群のベース車、ポップアップルーフをつければ家族4人就寝OK!
ケイワークスのD:5クルーズ キャンパーエディションは、デリカD:5のセカンドシートをREVOシートに変更。REVOはバタフライ形式でフラットなベッドにも後ろ向き座席にもできるシートで、走行中は前向きに、くつろぎタイムには後ろ向きにし、テーブルをぐるっと取り囲めるリビングスペースを作ることができる。
ちょっとした手洗いができるシンクと給排水タンク、100Ahのリチウムイオンバッテリーや1500Wインバーターも標準装備されている。必要ならオプションでクーラーやFFヒーターを選べば、しっかりキャンピングカー。
ケイワークスはポップアップルーフ架装も得意なので、オプションで選択すれば、REVOシートでつくるフロアベッドで2人、ポップアップルーフ内で2人の4人分のベッドスペースも確保できる。
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コンパクトキャンピングカー編
アレン・ハイ LE/エートゥゼット
小さいボディだけど室内高1850mm!トイレもつけられるマルチルームつき!
エートゥゼットのアレン・ハイLEは室内高なんと1850mm!ボディサイズからは想像できないほどの高さで室内を快適に移動できる。コンパクトキャンピングカーの大手メーカーだけあって室内レイアウトは洗練されており、テーブルスペースのすぐ脇にキッチンカウンターがある便利さ、入り口を車両後方にしたことでのプライバシー性の確保、入り口横の大きな収納、そしてマルチルームと見どころたくさん。バンクベッドはマットを延長することで2人分の大きなベッドにもなる。
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ヴィーナス/プレシャスモストRV
2段ベッドもついたファミリーユース仕様
家族向けを意識して作られたコンパクトキャンパーで、前にバンクベッド、後ろに2段ベッドと大型の本格キャンピングカー同様の室内レイアウトを採用。電子レンジや冷蔵庫も標準装備で、オプションにルームエアコンや液晶エレピを設定するなど、サイズ以外は完全に本格キャンピングカー。
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ここまで10台の車中泊車&キャンピングカーを紹介してきた。2024年2月2日〜5日に開催されるジャパンキャンピングカーショー(幕張メッセ)に現車や進化形が登場する予定のモデルも多数含まれている。気になる1台があったらぜひイベントに足を運んでみよう。