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2023年デビューのハイエース&キャラバンキャンピングカーから注目モデル15選を紹介

キャンピングカーで最も人気のあるハイエース&キャラバンベースのキャンピングカーは、今年もたくさんのモデルが登場した。その中からオートキャンパーwebが注目したモデルを15台紹介していく。

エアコン必須の豪華タイプか、コンパクトな街乗りタイプか

ナッツRVのリークIIIに標準装備のルームエアコン

ハイエースもキャラバンも複数のボディタイプがあり、もっとも小さいサイズは乗用車の5ナンバーサイズ以下なので実はかなりコンパクト。2023年はこの「ロング・標準ボディ・標準ルーフ」というコンパクトなハイエースをベースに、ファーストカーとしても使えるキャンピングカーの提案が多数のメーカーからなされた。

もちろん一番大きいサイズは堂々の車内空間があるので、それを活かしたフルサイズのキャンピングカーも登場。ルームエアコンや大容量電源を搭載し、長期旅もこなせる本格キャンピングカーだ。

車中泊モデルか、しっかりキャンピングカーか。自分の用途に合っているのはどのタイプか想像しながら見ていってほしい。

バーデン Casa BLACK EDITION/トイファクトリー

上品な黒でコーディネートした特別仕様

ハイエースキャンピングカーのトップメーカーのひとつ、トイファクトリー。「バーデン」はトイファクトリーのフラッグシップモデルで、家具に黒を効果的に使用した特別仕様が2023年にリリースされた。

室内は、2列目に3人、3列目に2人が座れる合計7人の3列シートに、本格的なキッチンと車両後部の常設ベッドを組み合わせた使い勝手抜群のレイアウト。そこに国産素材にこだわったシックでモダンなインテリアがほどこされ、国産キャンピングカー最高水準のキャンピングカーライフを約束してくれる。

リークIII エボライト/ナッツRV

オリジナル電装システム「エボライト」とルームエアコン標準装備の意欲作

ナッツRVというとハイエースより大きいサイズの本格キャンピングカーのイメージが強いかもしれないが、実は軽キャンパーやハイエースキャンピングカーもラインナップしている総合メーカーだ。このリークIIIはナッツRV独自の高効率充電システム「エボライト」と、エボライトで動かすルームエアコンが標準装備されているのがポイント。多くのユーザーの声を聞き取り、やはりエアコンは外せないと判断したのだ。エアコンは人気のダイキン製をチョイス。また、エアコンの効果をあげるため、エアフォリアという最強クラスの断熱材を使って断熱処理をしている。ボディの断熱処理は目には見えにくいがユーザーのQOLに大きく関わる部分で、こういうところをわかっているのがナッツRVらしさと言える。

室内レイアウトは3列シートにキッチン、後部に常設ベッドという使いやすい構成。2人旅からファミリー、ペット旅、どんな季節でも対応できるキャンピングカーだ。

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ランドワゴン リノ プレミアムスイート/RVランド

ラウンジ型のスペースが生み出す上質空間

一目見て開放感にとりこになる、RVランドのハイエースキャンピングカー。左右両方のスライドドアはそのまま使えるようになっているから多人数の乗り降りも楽ちんだし、ラウンジ型のテーブルスペースはみんなで囲んでも、少人数でゴロゴロしてもいいだろう。

簡単に作れるベッドスペースも、大人3人が余裕のクイーンサイズ。冷蔵庫が標準装備されたキッチンは車両前方、運転席と助手席の裏側にあるのでどんなシーンでも使える。車両名のとおり、プレミアムスイートな空間だ。

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ソラン ワイドボディ/レクビィ

ペット旅にオススメで大ヒットしたシリーズのワイドボディ版

レクビィのスマッシュヒットモデル「ソラン」。ハイルーフモデルやワイドモデルなど、サイズ別にバリエーション展開されている。旅先でちょっとだけペットをお留守番させるときでも安心なルームエアコン標準装備、水や摩擦、ペットの爪にも強いシート&マット生地など、随所に工夫が凝らされている。

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FLEX オリジナルシートアレンジ ウッドビレッジ/FLEX

木のぬくもりを感じさせる快適空間

2023年はハイエース販売の超大手・FLEXからも楽しい提案の新モデルがリリースされた。オリジナルシートアレンジ・ウッドビレッジはリアルウッドを天井やサイドの壁面に採用し、オシャレで温かみのあるインテリアが印象的。

簡単操作でフロアベッドが作れたり、マットを外せば大容量のカーゴとしても使える。FLEXは納期が早めなのも嬉しい。

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リトリート アニバーサリーII/ダイレクトカーズ

リアルウッドが包み込むバンライフ系癒やしの空間

ここからはダイレクトカーズのモデルを2台続けて紹介。まずは全面リアルウッドのバンライフ風ビジュアルと、レトロな外観で話題となった「リトリート アニバーサリーII」。車名にリトリート=癒やし とあるように、木の温もりに包まれて癒やされるというコンセプトだ。

室内は家具の高さを抑えて開放感あるつくり。DC12Vの車載クーラーや200Ahのリチウムイオンバッテリーも標準装備され、季節を問わず快適なキャンプ&車中泊が楽しめる。

雅 クイント/ダイレクトカーズ

普段使いからレジャーまで気軽に楽しめる車中泊仕様のワゴン

ダイレクトカーズの雅 クイントは、ハイエースのバンではなくワゴンを使い、ワイドボディ・ミドルルーフというちょうどいいサイズ感のボディにシンプル装備を搭載、リーズナブルな価格で普段使いからキャンプ、車中泊まで楽しめるライトなキャンピングカーだ。

普段は5人乗りのワゴンとして使い、車中泊の時には最大で5人が就寝できる。

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ラギッドバン タイプ2/ケイワークス

カスタマイズが楽しいシンプルキャンパー

ハイエースやミニバンベースのキャンピングカーメーカーとして有名な「ケイワークス」のハイエースベースといえば、高級感ある内装と快適な電装系パーツを標準装備した「オーロラ」シリーズが有名だが、この「ラギッドバン」は「土足でラフに雑に使え」という大胆なキャッチコピーで登場し話題となった。

ユーザー自身がDIYでカスタマイズを楽しめるようにとあえて装備をシンプル化。作り付けの家具はケイワークスらしく高品質な仕上がりで、前向き&後ろ向き&ベッド化が自由自在なREVOのシートを2列目と3列目に搭載してレイアウトの自由度も確保。あとはユーザーの想像力次第で街乗りワゴンにも、車中泊やアウトドアなどのレジャー向けにも、ビジネスユースにもマルチに使える。

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スウィングC/RVビックフット 

女性に人気のホワイト内装で優雅な2人旅を

純白のインテリアが印象的なRVビックフットのキャンピングカー。このスウィングCは乗用車5ナンバーサイズのコンパクトなボディに快適装備をほぼ標準装備で詰め込んだ初心者に優しいモデル。標準装備なのはエアコンや電子レンジ、FFヒーターといった人気装備だけでなはなく、パノラミックビューモニターや衝突回避機能など、先進安全技術も対象なのがうれしい。

老舗だけにベッド展開なども練られており、テーブル天板を使って背もたれを置くだけでベッドができるなど、細かい部分もさすがの作り込みだ。

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エレメント/アドセット

オシャレな上に新技術も投入された話題作

「オシャレでセンスが良いハイエース」というシーンを長年リードランナーとして引っ張り続けているのがアドセットだ。引き算の美学で作られた美しいたたずまいのインテリアと考え抜かれた使い勝手の良さの融合は他の追随を許さない。

そんなアドセットが2023年の新作・エレメントで国内初導入したのがモビフレーム社のシート。2列目シートに採用されているのだが、なんとこのシートのみで大人2人分のベッドが作れてしまう。詳しいことは下記リンク先の記事を見てほしいのだが、とにかく画期的に手間がなく、かつ移動時もベッド時にもQOLがあがるという素晴らしいパーツだ。

シートだけでなく、ポータブル電源を室内の電源供給元ととしたシステムも見事。

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HACO×DOG/トイファクトリー

トイファクトリーが提案する犬との車中泊旅

HACO×DOGは愛犬と一緒に旅を楽しむためのライトな車中泊仕様。ベースはHACO×HACOというトイファクトリーのDIYできるシェルフユニットで、大人2人と愛犬がゆったりと生活できる空間に仕上げている。ベッドマットのファブリックは手入れが簡単でひっかきキズにも強いオリジナル専用生地「プレミアムスエード」を採用している。

車内ではシートに引っかけておき、おでかけ時には持ち出せる2ウェイお散歩バッグなど、楽しいギミックも。トイファクトリーのモデルが300万円台〜という点も見逃せない。

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ウーデン/ニッカー

リフォーム会社ならではの上質なインテリアで1作目から驚きの完成度

ニッカーはリフォーム専門店ニッカホームの新事業。リフォームで培った腕をハイエースの車内で奮った形だが、オーク材の巾木(はばき)を等間隔に配置した天井間接照明づかいなど、さすがの職人芸が光る1台だ。よく見るとボディの鉄板部はつや消し黒で塗装してあったりと細かなおどろきがいっぱい。2024年にも期待だ。

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ウトネ300/アネックス

ギア感が楽しいキャラバンベースのキャンピングカー

「うごく、とどまる、ねる」で「ウトネ」。そんなアネックスのウトネシリーズの新型はキャラバンベースでリリースされた。超ロングスライドレールを前から後ろまで敷いて、その上に2列目と3列目シートを配置。好きな位置でソファも作れるし、前後どちらかにたたんでよせれば大きなカーゴスペースにもなる。

インテリアはアルミやアイアン、ウッドをうまく組み合わせてギアっぽさが演出されており楽しい。間接照明つき吊り下げ天井も雰囲気があって良い。有孔ボードはオプションだがクルマの趣旨的にはぜひつけたいところ。

キャラバンのロング・標準幅・標準ルーフと小型なボディだが4人が寝られるのもポイントだ。

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スペースキャンパー NB-COOLs/日産ピーズフィールドクラフト

キャラバンにソーラーパネルもクーラーも全部乗せ!した豪華装備キャンピングカー

日産のディーラー直営のキャンピングカービルダー「日産ピーズフィールドクラフト」から2023年にリリースされたスペースキャンパーNB-COOLsは、乗用車5ナンバーサイズの小型ボディに充実装備を詰め込んだ1台だ。室外機一体型クーラーやリチウムイオンバッテリー、電子レンジ、ソーラーパネル、FFヒーターなどあると便利な装備は一通り標準装備にしてある。天井にポップアップルーフ部を設け、立ってキッチンが使えるというギミックもありがたい。

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ディアリオ・ポップ Type-2/バンレボ

7人乗車6人就寝、街乗りもOKな都市型キャンピングカー

本日紹介してきたなかで最大の乗車定員と就寝人数を誇るのがこのバンレボのモデル。ポップアップルーフのおかげで全高を立駐OKな2.1mにおさえつつ、くつろぎ時には開放感もゲット。夜はこのポッブップルーフ内で2人、車両の方でフロアのベッドと上段のベッドの2段ベッド構成で4人の最大6人が就寝できる。

FFヒーターやソーラーパネル、電子レンジ、冷蔵庫など車中泊の必須装備はあらかじめ標準装備されているし、超ロングスライドレールがついているので2列目3列目シートをまとめれば大容量カーゴとしても。とにかくどうとでも使い倒せる。さすがのバンレボといったモデルだ。

▼ディアリオ・ポップ Type-2について詳しくはこちら

ここまで13メーカー、15台のハイエース&キャンバンベースキャンピングカーを紹介してきた。人気のジャンルなので2024年も楽しいモデルがたくさん出てくるだろう。

ハイエースもキャラバンも年次改良などで価格が上昇傾向にあるので、気になるモデルがあったら早めに問い合わせるのがオススメだ。

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