けん引免許が不要で日本専用設計のキャンピングトレーラーがバリエーション増!!!
けん引免許不要&コンパクトで日本での使い勝手を考慮したキャンピングトレーラー「インディアナ300シリーズ」。ベッドの広い300L、収納部を増やした300のほかに、新ラインナップが加わった。エクステリアの違いから車内の家具レイアウトに至るまで、その数5種類!その詳細とは?!
日本人のための、ちょうどいいキャンピングトレーラー
これまでインディアナ300シリーズは、車外の積載スペースとして独立したトランクをフロントに設けるタイプを採用していた。が、今回はそれに加え、保管庫一体型のストレージタイプも登場したほか、多人数就寝が可能な2段ベッド仕様もラインナップに加わったのだ。この2段ベッド仕様は、マルチルーム(トイレや洗面、乾燥庫などとして使う)の有無で2種類の室内レイアウトがあり、多人数乗車が可能=ファミリーでの使用も可能な仕様になっている。
このように、インディアナ300シリーズは計5種類から選べるようになった。けん引免許が不要なキャンピングトレーラーの選択肢が飛躍的に増えたわけだ。650kgと軽量なボディは、けん引する車両の選択肢も広がるし、コンパクトなボディサイズは、駐車スペースに制限がある場所でも扱いやすい大きさだ。
かつインディアナ300シリーズは、日本での走行帯(左側通行)に合わせて左側に入り口を設ける専用設計。もうひとつ、「北欧断熱」とネーミングされたボディパネルは、床も含めたパネル全体に軽量で高性能の断熱材(XPS)の内外をFRPで挟み込む設計とし、断熱(暑さも寒さも)防音とすることに成功している。
ふたりで楽しむならこれ!「インディアナ300T」
2023年モデルはアルミホイールを標準装備(写真は2022年モデル)対面式のくつろぎスペースは、テーブルを下げてベッドとして展開することが可能大人2人がゆったりと就寝できるサイズ1950×1300mm。クローゼットも使いやすい
全長4500、全幅2050、全高2550mmのボディサイズは、一般的な駐車場に収まるサイズ。にもかかわらず、室内は大人2人がくつろげて、衣食住が可能な作りとなっている。インディアナ300シリーズはポーランドのニワド社が製造を担当するが、日本の通行帯に合わせて左型に入口を設けるなど、インディアナ・RVがディテールまでこだわった日本独自の仕様である。インディアナ300シリーズはこのモデルから始まった。
ベッドサイズを拡大して、家族3人での就寝もいける「インディアナ300TL/SL」
2023年モデルは外部収納を一体型とした300SLもラインナップに加わったこちらはトラディショナルな外観の300TL。バリエーション拡大に伴ってこちらは名称を300L
から300TLに変更。外観の好みや使い勝手に応じて選択することが可能となった
室内のダイネット(居間スペース)横にあるクローゼットを省略することで、ベッドの広さを1950×1850mm(インディアナ300Tは1950×1300mm)と拡大したのが300Lシリーズ。トランクが別体式(300TL)、一体式の(300SL)の2種類から好みの仕様を選べる。このLシリーズも、インディアナ300登場時から設定されていた仕様だが、2023年モデルよりボディ一体型のトランク仕様(300SL)が加わった。
300TL/SLは、コートなどがかけられるクローゼットを取り外したぶんだけクッションを長めに配置その分就寝スペースがさらに大型になっている。サイズは1950×1850mm
2段ベッドで4人が就寝可能な新モデルその1!「インディアナ300SN」
こちらは300SN。外観上の差異は車名のバッジのみだ
2023年登場の新バリエーションモデルの1台。室内のレイアウトをガラッと変更している。日本の走行帯に合わせて専用設計された左側の入り口を入ると、キッチン、向かって右側に2段ベッド、左側にベッド展開可能なダイネット(居間スペース)という限られた室内空間を合理的にデザインしたのが、この300SN。家族4人で就寝できるよう設計されている。マルチルームレスとして、就寝人数やスペースを拡大した仕様だ。
2段ベッド上段からの300SNの車内を眺める車体左側の入り口から右手側が2段ベッド。上下段とも1900×550mmのサイズだ
2段ベッド&全部載せモデル!の入り口は?!「インディアナ300SF」
インディアナ300シリーズ中唯一の車体後部にドアを備えるモデルだ
こちらも2段ベッドを装着するファミリーモデルとして、2023年に登場。車内進行方向左側へ縦型に配置された2段ベッドが特徴的で、べッドとして使用できるダイネット(居間)スペースを前方に配置するのは他モデル共通ながら、キッチンとマルチルーム(トイレや乾燥室などとして使用可能)を車体進行方向右側へレイアウトする。そのため、車内の入り口は車両後部からとなる。ぎゅっとまとめられたレイアウトだが、秘密基地のようで居心地はいい。
車内前方のダイネットスペースから後方の入り口方面を見る。ベッドは車体進行方向右側にレイアウト。サイズは上下段とも1720×600mm
女性や子供には、落ち着く最高の寝床だ。写真は編集部メイ。152cmの女性が寝るとこんな感じ
インディアナ300シリーズには、搭載する装備や電源の違いでさらに3グレードずつある!
これらはVIPハイブリッドグレードの装備となる
インディアナ300シリーズ各モデルには、スタンダードグレードのほか灯油燃焼式ヒーター(FFヒーター)&一酸化炭素警報装置が備わるVエディション、さらに1024whポータブル電源やWiFi式バックカメラ、折りたたみ式のソーラーパネルが備わるVエディションインディペンデントパワーハイブリッド(VIPハイブリッド)の3グレードを設定。お勧めはもちろんポータブル電源搭載のVIPハイブリッドだが、スタンダードグレードを自分好みにDIYするのも楽しそうだ。