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ハイエースで前向き7人乗車!簡単操作でベッドが作れる車中泊仕様

ハイエースバンコン作りのプロフェッショナルであるフォーシーズが、ハイエースのナローボディで制作したのが「スマートキャンパー 7s フロンティア」。ハイエースという限られた空間をうまく割り切って使うことで、ユーザーの手間を極力減らした新ジャンルの1台だ。使い勝手を追求したその詳細に迫る。

新構造要件対応のシンプル車中泊車

ハイエースという限られた空間でありながら、さまざまな機能を求める傾向がユーザーにはある。確かにシートの組み替えにより荷室スペースが拡大できたり、ダイネットの利用形態が変えられるのは魅力だ。

しかし多くを欲張っても、結局日常的に使うのは 1パターンのみだったりする。人それぞれではあるが、一定の使い方しかできなくてもそれほど問題でないのであれば、組み替える手間をできるだけ減らして使い勝手を高めようと設計されたのがこの「スマートキャンパー 7s フロンティア」だ。

基本形はバタフライ仕様のREVOシートによる対面ダイネットで、4人がゆったりと着座できる。ベッドは、座面部のみ合わせて背もたれを倒すだけ。驚くほど簡単。対座のシートの幅は900mmだが、十分なサイズのベッドにできる秘密は、右サイドに座面兼用収納庫があるから。ダイネット時も余裕が生まれるし、2人着座でも干渉しにくい。

荷室は最後部にフロア幅を確保したほか、シートをたたんで前方にまとめると大物や自転車の積載も可能となる。これはキッチンカウンターがスリムな形状なのも貢献しており、トランポとしても使えるのだ。

セカンド&サードシートは3点式シートベルト内蔵型で、フロントと合わせて乗車定員は7人。全席前向きで乗れるのがメリットだ

セカンド&サードシートの運転席側には補助座面が
補助座面は内部が収納スペースとなっている

ベッドはREVOのバタフライシートを組み合わせるだけで完成。座席のシート幅は900mmでも補助座面のおかげで幅1200mmを実現キャブ後方、セカンドシート前にもキャビネットを装備。天板は小物置き場にもなる。メインのテーブルはセカンド&サードシートの対面ダイネットの間だけではなく、走行時のセカンドシート前にも装着可能だ助手席側の最後部にキッチンがある。ミニシンクとカセットコンロ、長大な調理台というセット。給排水タンクは折り畳み式の簡易ポリタンク性。車中泊なら十分の装備だシートをたたんで前方にまとめると最大で奥行き1900×幅900mmの荷室が確保できる

[スペック]
フォーシーズ スマートキャンパー 7s フロンティア
ベース車:ハイエース(4ドアバン・ロングボディ・標準ボディ・標準ルーフ・DX)
乗車:7人 就寝:2人
登録ナンバー:8
価格:479万円〜
[標準装備]
シンク/10ℓ給排水タンク/カセットコンロ/セカンド – サード900mmREVOシート/105Ahサブバッテリー/走行充電装置/調光式照明器具/DC12Vソケット/USBポート/ポール式テーブル/クッションフロア/ロングスライドレール/遮光カーテン×5/ボディ断熱処理 ほか

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