お知らせ

オートキャンパーWEB編集長が昭和のキャラバン(キャンピングカー!?) 買ってみた!RVパークへ行く!⑥

1973年型の日産E20型キャラバンを買って早8ヵ月。後部スペースに畳と台座がインストールされた文化住宅みたいな車内&当時ものクーラーの部品一式が付属する条件に一目惚れしして、銀行ローンをフルに使って購入! クーラー装着に3ヵ月、車検整備に3ヵ月。さらには畳も張り替えて、やっとオートキャンパー WEB編集部っぽい車中泊旅に出る。

バンライファーになれるかと期待したが、初代キャラバンの室内は夜逃げ感満載︎

車検もトラブルも一通り出つくした(あとは燃料系と、駆動系と細かい電装系か?←全部じゃんw)感もあるので、旅に出てみたくなるのは当然?

スタイリッシュだったはずなのに、1泊2日分の荷物を入れてみると…

畳スペースはあふれた荷物でご覧の通り、夜逃げみたい?!

というわけで、E20キャラバンで車中泊旅に出かけてみたというのが今回のお話。どうもフィーリングが優れない点火時期を再度調整して、使いそうなものを満載して出発である。もともとおしゃれバンライファーを目指しているわけではないのだが、1泊2日の荷物を載せた際のこの夜逃げ感?はやっぱりセンスのなさが原因だろうか。

それでも、畳の台座下にすっぽり収まる20cm高のカインズホームの収納ケースにもグッズを詰め込んでいるのでこの程度?で済んでいるが、それがなかったらさらに夜逃げ感は増しただろう

平日の師走、RVパークに向けてキャラバンは出発します!

師走の真っ只中、街ゆくクルマもハイペース。邪魔にならないよう交通量の少ない山道を選んで走っているものの、追いついてくる後続車に道を譲りながら気付く。ひょっとしてこのキャラバン、相当遅いんじゃないかと。
1600ccとはいえ80psのJ16型エンジンが、たかだか2370kgの車両総重量を移動させるくらいだから、まあ普通に使えるだろうと思っていたのだが、さにあらず。でもまぁ唯一の救いだったのが、乗り心地がいいこと。交換したホワイトリボンタイヤがいい仕事をしているのだ!

エンジンは、(昭和50年に2000ccのガソリンエンジンが出るまで)E20型キャラバン最大排気量のJ16型が搭載されている。1567ccで最大出力80ps/5200rpm。最大トルクは12.6kgm/3000rpmだ!

しかも、昭和40年代の国産商用車のギヤリングを甘くみていた。ローギヤードかつ4段のギヤは、発進&急坂用の1速を除くと、実質一般道で使えるのは3段しかない。車内はうなるエンジン音がとどろき、古いクルマに耐性がある私でもできれば遠乗りはしたくない仕様である。

小休止は道の駅…ではなく、地元の直売所へ!

(道の駅をルート上に見つけられなかっただけだが)整備された施設ではなく、ちょっとローカルな施設のほうが発見がある! とかなんとか言いながらやっと到着したのは、山の駅「養老渓谷喜楽里(きらり)」

イノシシなどのほか、キョンの肉串なども購入可能。ジビエも豊富!

房総土産とともに、地元のミカンや梅干なども販売する山の駅の店内。併設する食堂ではソバやアユの塩焼きなどを提供する

RVパークと七里川温泉を楽しむ!

 とまぁ、一般道を走ること約2時間。コンビニで飲み物を調達し、到着したのはRVパーク七里川。過去にも来たことがあるのだが、同じ県内(千葉在住です)に、こんな自然の楽園が存在するとは!ぐらいいい場所だ。周囲を山々に囲まれ、サイト数はなんと32!13カ所あるトイレもきれいだし、道を挟んで反対側には、千葉では珍しい源泉掛け流しの硫黄泉が楽しめる「七里川温泉」もある。

第4サイトまである広いRVパークだ

囲炉裏スペースを貸し切ることも可能!

こんな感じで、食材を持ち寄って室内でバーベキューなども楽しめる(写真は七里川温泉のいろりスペースにて)。

千葉県君津市、小櫃川上流にある七里川温泉向かいにある山の中のRVパークだ。チーバくんでいう下腹部の真ん中あたりといったら、場所がわかってもらえるだろうか。

七里川温泉の露天浴場。徒歩3分以内で、この源泉掛け流しの硫黄泉が楽しめる(別料金大人1150円)

別料金ではあるが、RVパーク滞在中は向かいの七里川温泉に入りたい放題(22時以降から翌8時までは営業時間外)だし、食事も可能! 山々に抱かれたこのRVパークは、静かで快適、囲炉裏スペースもあるのでグループでの理由も楽しい。焚き火台を使用すれば焚き火もできる…。というわけで、関東圏ではなかなかない、アウトドアが一通り満喫できるRVパークなのである。

サイドタープでスライドドアを覆い、半戸外スペースも建立!

チェックインを済ませたあとは、指定された場所でくつろぎスペース作り。RVパークは車中泊が公認された場所で、車内で完結してしまってもいいが、スペース内であれば、イスやテーブルなどを出して外でくつろいでもOK。

キャラバンもスライドドアを開けた横のスペースに半アウトドアスペースを構築、するとこのとおり。サイドタープを設置すれば、いっぱしのオートキャンパーのようではないか!? 室内でも楽しめる。子供は途中のコンビニエンスストアで買った(買わされた)着せ替え絵本(1700円。高い!)を楽しむ。車内はFFヒーターを焚いているので実はかなり暖かいんですよ!

師走の陽はつるべ落とし?!

あとは(子供がはしゃいでしまうので目が離せないものの)、思い思い自由に過ごして寝るだけだ。露天風呂に浸かったり、夕食は七里川温泉のいろりで炭焼き料理などを楽しんだ。
……とまあ、目的地についてしまえば畳の室内は快適至極なのだが、いかんせん移動がツラすぎた。この辺、どう折り合いをつけてこのキャラバンと付き合っていくのがいいだろうか。

蛍光灯を灯し、夜でも快適。次はどこへ行ってみようかなぁ…

投稿日:
カテゴリー: お知らせ
企業情報
お問い合わせ