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日本よりも盛り上がっている⁉︎「微笑みの国」タイのキャンピングカー事情 その1

タイ王国でもキャンピングカー は人気だそうだ。バンコクの北、ノンタブリー県にあるビルダー「アジアキャンパー」のショールームへ突撃取材。社長のアタワットさん自らタイでのキャンピングカーシーンの現状を聞いた。

休暇を利用してタイ王国へ! 気になる当地のキャンピングカー事情(職業病?!)

とにかく運転することが好き。そんなこともあって、いままでも北米やニュージーランド、イギリスにベルギー、ドイツなどで運転経験のある筆者。ただ、未だアジアや中東、アフリカは未経験。コロナが5類に移行し海外渡航もしやすくなり、そんなタイミングで休みができたこともあったので、「微笑みの国」タイへ旅をしようと考えた。タイがどんな国か? ざっと説明をすると、国土は日本の1.4倍で人口は約6600万人と日本の約半分。ミャンマー、ラオス、カンボジア、マレーシアと国境を接し、タイ族を中心に中華系やモーン・クメール系、マレー系、ラオス系、インド系もいて、山岳部には少数民族も暮らしている。

写真は2018年、バンコクのチャイナタウン付近

交通に関しては日本と同じ左側通行に右ハンドルということもあって、日本人旅行者でも運転がしやすい。とはいえ、交通事故での死者数は人口10万人あたり25.4人(WHO・2022年データより)と日本の約10倍でアジアではネパールに次ぐ悪さだ。飛行機でタイのバンコクへ到着し、市内へ出てみると渋滞のすごさに驚く。バンコクは世界の渋滞都市ランキングでワースト1位になったことがあるほど地域。バンコクには約1800万人が暮らし、人口の約35%がここに集中。慢性的に渋滞するのも納得。

アジアキャンパー社長のアッタワットさん(写真向かって右)とのツーショット。オートキャンパー(雑誌)の読者だったことにびっくり!取材協力:Asia Camper 11/215 ซอยพิบูลสงคราม 17 ถนนพิบูลสงคราม  ตำบลสวนใหญ่ อำเภอเมือง จังหวัดนนทบุรี  11000

今回伺ったアジアキャンパーのショールームはそんなバンコクの北、ノンタブリー県にある。アッタワットさんはNAPPというクルマ用カーテンやシート生地を製造するメーカーの社長。学生時代に苦労して購入したフォルクスワーゲンのタイプ1(ビートル)に乗ったことがきっかけで、その後は同社のトランスポーターシリーズであるタイプ2に魅せられ、車中泊の楽しさを知り、アジアキャンパーを創立した。現在ではT1からT6まで歴代のタイプ2を所有するほどで、ヴィンテージのフォルクスワーゲンのイベントや車中泊イベントも頻繁に開催。お客さんや仲間と隣国のベトナムやラオス、中国にもツーリングに出ているそう。

ショールームでは車両の展示販売のほか、納車前車両の仕様書を見ながら最終確認作業を行なう。ここでは持ち込み架装にも対応コールマンの正規販売店だけあり、店舗には数多くのコールマン製品を展示。ほかにも自身がセレクトしたアウトドアギアが並ぶ車両用のカーテン&シート生地メーカー「NAPP」から事業をスタートし、2020年よりアジアキャンパー事業部を創設。約40人いる従業員で年間20~30台を製造

タイ王国のキャンピングカー事情とは︎

タイでのキャンピングカーシーンについて伺うと、具体数はわからないが保有台数はとても少ないとのこと。タイではホテルの料金が安ければ1000円台から見つかるから、わざわざ車中泊をして旅を楽しむという文化がまだ浸透していないようだ。ただし、キャンプ場はコロナを機に増加しキャンプ人口は増えている。そんなこともあって、アジアキャンパーでもコールマンやARBの正規販売店として同社の製品をはじめ、それ以外にもアウトドアギアも多く取りそろえている(続く)

Tシャツやステッカーなどオリジナルグッズも豊富

ショールームのほかにボディレストア&塗装工場に架装工場もあり、ボディカットなども行う。FRP製ポップアップルーフにはじまり、シートについてもフレームから自社で製作している

「Explorer Product」というオリジナルサイドオーニングブランドも展開
こちらは電動開閉モデルで2万4500タイバーツ(約11万円)~
フォルクスワーゲンタイプ2を中心に、コロナ禍から同社ではヒュンダイのH-1やハイエースをベースにしたキャンピングカーを製造している

オーナー同士とのロングトリップや150人規模のキャンプイベントも年に数回開催。昨年10月には5泊6日でタイーラオスーベトナムを巡るツーリングイベントも敢行

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