釣りのプロが最新型のキャンピングカーを使ってみた!
2023年より突如として始まったワカサギ釣りの誘い。いやいや、キャンピングカーとこのワカサギ釣りの相性がいいと確信したACWEB編集部は、キャンピングカー&車中泊モデルユーザーに向けた新しいアクティビティとして流行らせたいと考えているんです! ワカサギ釣りのプロであるシマノのフィールドテスター尾崎渚さんにも定期的に当WEBサイトに登場いただいているわけですが、今回はちょっと趣を変えて、キャンピングカーを使用したクルマ旅釣行のお話です〜
尾崎渚さんとはこんな人! 釣りのプロだが、車中泊も好き!
山梨県の山中湖にあるFISHINGHOUSEなぎさのスタッフでもある尾崎渚さん。優しくワカサギ釣りを教えてくれる。2児の父親でもあり、YouTubeでは釣行の様子を更新中。車中泊の経験もかなりある!二刀流!!尾崎渚はワカサギ侍!?
9月に入るも残暑厳しい毎日… そんな中、初となるキャンピングカーでの釣り旅に出かけました。今回使用したのはTOY-FACTORYのバーデン(レンタルキャンピングカー 仕様)。
トイファクトリー では、最新型のキャンピングカーのレンタルが可能!
キャンピングカーが気になっているけれど、運転や装備、ベッドなど使い心地が気になる…、憧れのキャンピングカーでペットと一緒に旅行がしたい!なんて方に向けて、トイファクトリーでは東京店と土岐店で、キャンピングカーのレンタルが可能。24時間1万9000円〜。今回はこれを利用させてもらいました!
借りてその日の夜、出発!
レンタカー仕様のバーデン。各部は実に使いやすい! 初めてでも、操作方法は簡単でした!
自宅のある山梨県を出発し松本ICまでは高速道路。そこからは一般道をひた走る訳ですが、上高地周辺のトンネル内からは、何かがにじみ出ています。あれは硫黄なのでしょうか?? 他では見ない光景に新鮮味を感じつつの5時間ドライブ。
無事、目的地である富山県富山市を流れる神通川へ到着です。 ハイエースとは思えない乗り心地は、レカロシートとキャンピングカー仕様の足回りのお陰でしょうか!? 疲れはなかったです!
レンタカー仕様にも、トイファクトリーオリジナルのレカロシート&足回りがチューニングされています
キャンピングカーを河原に止め、いざ、神通川へ!
本日のターゲットは夏の風物詩、鮎。 神通川は鮎釣りのメッカで、川幅も広く全国屈指の急流河川。流れも相まって、針掛かりした後の鮎の引きは強烈で多くの釣り人を魅了します。
長物の竿も楽に収納でき、その他クーラーボックス、鮎釣りに使用する特殊アイテム、オトリ缶、曳舟など……
ちなみに3人分の釣具はこんな感じで収まりました。 鮎の友釣りは、”鮎の縄張り”を利用した日本の伝統釣法。 釣り人が泳がせる鮎(おとり鮎)に掛け針を取り付け川に放ちます。野生の天然鮎の縄張りにおとり鮎が入ると追い出そうと体当たり。その瞬間に針掛かりする仕組みです。 最初に泳がすおとり鮎は【おとり屋】さんに立ち寄り、購入します。
川に入るときの装備は?!
帽子、偏光グラス、ベスト、タイツ、鮎足袋、ベルト、タモ、曳舟。 竿は9mと長いですが、リールを使用しないこの釣りに竿の長さは必要不可欠
仕掛けの長さも9mです。 良くも悪くもハイテク機器を使用しないこの釣りは、経験と腕が物を言います。 釣り開始早々、1匹目の鮎が釣れました。立て続けに2匹目も釣れます。
写真下がおとり屋さんで購入した鮎(養殖物)。 写真上が天然鮎。エラ横の黄色い追星が特徴で、ぬめり、ウロコの細かさ、極めつけは味が違います
今年の神通川は当たり年のようで、いたるところに鮎が見え、ときに踏み潰してしまいそうな程の魚影の濃さ。恐るべし神通川……。 数匹釣った後は”瀬”の中を釣ってみます。 “瀬”とは川の中でも大きく波立っている急流部分。 その中に潜む鮎はコンディションも良く、なんと言っても引き味が違います。 瀬の中での釣りはいつもスリリングでダイナミック。 最高の釣りを堪能しました。
釣りを終えた後は、市内にある温泉でくつろぎ、夕食を食べました。 その後、キャンピングカーの後部座席をフラット化し釣友3名と眠りにつきました。 網戸から入ってくる風が心地よく、シートの肌触りもサラサラとしていて抜群の寝心地。 のはずが… 真夜中の落雷&スコールと網戸から吹き込む雨により目が覚めます!w
キャンピングカーは釣りにも便利(当然の結果ですw)
移動式カプセルホテル的な印象のキャンピングカーでしたが、意外にも自然を肌で感じる結果に、ホテルとキャンプの中間的な感じだな!w とその時は思ってしまいました! 朝目覚め、川を見ると濁流。 2日目の釣りは断念しましたが、釣った鮎はきっちり冷凍庫を利用し鮮度よく持ち帰ることができました。 私自身、一発目のキャンピングカー旅。ここではお伝えしきれないほど贅沢で、便利で、感動しました。