新モデルがこんなに!横浜キャンピングカーショー開催中
パシフィコ横浜を会場に横浜キャンピングカーショー2024が開幕!会場には初お披露目となる新モデルがまさかの大漁豊作。デビュー前から関心を集めていた本格キャブコンから、注目のモデルをいち早くベース車とした新モデルまでバラエティも豊か。明日までのこのイベント、逃すのはもったいない。
新モデルざっくざく!
会場には全国から集まったキャンピングカーがぎっしり。なおパシフィコ横浜のC〜Dホールを使った会場は1万平方メートルの広さ。前回開催時の反響を受けて、今年もこれだけの広さの会場が用意された。それでも会場と同時に待ちかねた来場者が続々と入場し、広い会場は一気に賑わった。
さらに今回は多数のキャンピングカーメーカーのブースで初お披露目となるモデルの展示があり、来場者からも関心を集めていた。神奈川横浜という開催地の特徴もあるだろうが、そのモデルもカムロードをベースとしたキャブコン、フィアットデュカトベースのバンコン、そして日常使いしやすいミニバンをベースにしたモデルと幅広い。
キャンピングカーといえばカムロードベース!
今回はナッツ・RVそして東和モータースのブースにこのカムロードベースのモデルが登場。ザ・キャンピングカーという見た目ももちろんだが、その室内の快適さや、キャンピングカーのために作られたベース車「カムロード」をベースにしているのが魅力。そしていずれも4.8mクラスの全長のコンパクトなモデル。昨年からこのキャブコンに「コンパクトさ」の波がきている?
ナッツRVのブースには、事前の案内通り、「アレッタ」が新モデルが3つのレイアウトで勢ぞろい。全長は確かにコンパクトなのだが、車内ではあまりその差は感じず、ゆったりと過ごせるのが新鮮。もちろんマルチルームを備えるレイアウトも2つ用意されている。エアコンなどの必要な装備は標準で装備されているほか、ナッツRVオリジナルの電装システム「ハイパーエボリューションⅢ」搭載で、電源も安心の大容量&急速充電対応。
ナッツRV新キャブコン「アレッタ」
そして東和モータースの新モデルはその名も「レーベン」。「人生」や「生活」、「生命」などを意味するドイツ語を由来とする車名。会場には、フロントエントランスで車両後方に常設ダブルベッドを備える「RWB」とリヤエントランスの「DC」の2つのレイアウト、2種類の外装色が展示。いずれも2WD(ガソリン)仕様があり、その価格は装備が充実したキャブコンながら1000万円を切る950万円から。もちろんディーゼル仕様の2WD、4WDも選べる。
内装は展示車はホワイトとブラウンの2色でコーディネートされた落ち着いたインテリア。キャブコンらしく天井の高さがあるので、やはり全長がコンパクトなモデルとはいえ窮屈さは皆無だ。
キャンピングカーの本場で認められる信頼のフィアットデュカトベース
キャンピングカーの本場ヨーロッパで活躍するベース車といえば、フィアットデュカト。日本にも正式導入され、いよいよそれをベースにしたモデル数も増えてきたところに、個性派モデルが登場。
ホワイトハウスから発表された「カーゴクリップスキャンパー」派、オーストリア生まれの天然木材製の有孔ボードシステムを使用したモデル。壁と天井に施された有孔ボードに、モジュールと呼ばれる家具やフックなどを取り付けてレイアウトされたモデルだ。その架装の自由度の高さを武器に今まで見たことのないレイアウトが完成。今回発表されたレイアウトのほか、もう1タイプ、ペットケージを備えるレイアウトも用意されている。
日常生活に馴染むミニバンベース
都市部の生活では、駐車スペースの大きさに制限があることや、狭い道に出会うこともある。そんな時に味方になってくれるのが、ミニバン。そして1台で日常生活も通勤も休日の遊びも全部マルチに!という欲張りなリクエストにもピッタリのベース車。そんなミニバンでも発表されてから大人気のホンダの新型フリード・クロスターをベースに早速車中泊モデルを披露したのが、地元横浜の「ロッキー2」。車両後方の左右の収納の棚と大人2人が寝られるベッド、テーブルを備える必要十分な装備。そしてこちらには同じくホンダのステップワゴンをベースにした新モデルも!
特別な免許は不要!安心して動かせるキャンピングトレーラーもリニューアル
自走式のクルマとは一味違う楽しさがあるのがキャンピングトレーラー。「運転が難しそう」というイメージを持たれがちだが、キャンピングトレーラーオーナーに聞くと、むしろキャンピングトレーラーを引っ張ってのドライブが「楽しい」そう。そしてヘッド車と呼ばれるトレーラーを引っ張るクルマの選択肢の広さも魅力だ。そんなキャンピングトレーラー、重量が750kg以下であれば、普通自動車免許を持っている人なら引っ張って運転OK。そんな意外と身近なモデルにも、今回の会場では新モデルが仲間入り。地元神奈川のキャンピングトレーラーの老舗インディアナ・RVのブースで展示された「エメロード406」だ。フランスのトリガノ社による特別な日本仕様で、以前からラインナップにあるロングセラーモデルだが、この度リニューアル。外装デザインやホイール、内装インテリアなど、長年支持されてきた使い勝手はそのままに、ブラッシュアップされた。
神奈川にゆかりのあるメーカーが多いのも特徴
じつは神奈川、ここを本拠地とするメーカーや、県内に店舗をもつメーカーが多いのはご存じだろうか。今回のショー会場でも地元にゆかりのあるメーカーが多く出展。そのなかでも盛り上がっていたのが、ウェインズトヨタ神奈川のブース。U-carやトイファクトリー製のオリジナルキャンピングカーを扱う「U-BASE」として出展。なかでもレンタルキャンピングカーの無料チケットが当たるガラポン抽選会が大盛り上がり。また今回の会場でトイファクトリー製のモデルを見られる貴重なブースということもあり、展示のクルマも大人気だった。
そして厚木市にショールームを持つのがダイレクトカーズ。ブースには10台のモデルがどどんと並び壮観。おしゃれなフェイスパネルやボディカラー、そして遊び心あるレイアウトのあるモデルが多いこともあり、ブースは大盛況。そんなダイレクトカーズでは、横浜キャンピングカーショー終了翌日の9月16日から「ダイレクトカーズATSUGI BASE」にてアンコールフェアを予定しているとのこと。アンコールフェアではゆっくり気になるモデルを見て、説明を聞いて、乗ってとじっくり確認できる。ぜひこの機会にお店に足を運んでほしい。
そして昨年相模原市に直営店をオープンし、神奈川にも拠点ができたのがVANTECH。会場入り口入ってすぐのブースには、東京キャンピングカーショーでも注目の的だったペット仕様の限定モデル「CORDE Doggo/Chaton」を展示。実際に実物を見たいという声がとても多いというこのモデル。ペットのための装備やペットの旅のシーンをイメージできるようなディスプレイも。
ペットとの旅を考える人から関心が高いということで、各装備をしっかりチェックする来場者が多い印象だった