プロトタイプがベールを脱いだ!ハイラックスベースの「アストラーレGX4」
今年2月のジャパンキャンピングカーショーでデビューがアナウンスされたVANTECHのハイラックスベースのモデル。いよいよ東京キャンピングカーショーでベールを脱いだ。
これが「アストラーレGX4」だ!
本格的なクロカン4WDピックアップトラックとして人気のハイラックス。キャンピングカーのベース車としても使われており、トラキャンやマイクロミニスタイルがある。ただしいずれも荷台を利用したシェル架装のため、空間が限られている。そこで採用したのが、工夫を凝らした作り込み。
キャブのルーフ全体をカバーするバンクベッドは、左右にアームを備えた中央のマットを回転させてセットする。キャブから移動する際の開口部拡大に貢献。さらにセカンドシートは独自設定で、背もたれを前倒しにしてフロアベッドのベースとする。
ダイネットは横座りの単座での対面が基本。そのほか、バンク部分を使った着座も可能。家族4人でも無理なく利用できる。 キッチンは後部左で右にはスライド拡張仕上げのマルチルームを配置。サブバッテリーはないが、その代わりにポータブル電源を採用。空調に関しても、ポータブルクーラーで専用の排熱ダクトを装備。シンク下にセットされている。
バンクはベッド中央の2枚のマットを前方に反転させるとキャブ上部の開口部が現れる作り。 フロント&セカンドシートのいずれからでも、シェル側に無理なく移動可能。ベッドサイズは1880✕1600mmで大人2人がゆったりと就寝可能。
バンク部分はマットを上げた状態は子供が座れるイスとなる。上部クリアランスは700mm
フロアベ ッドは座面を持ち上げるとセットできる。前方の補助マットと合わせると1860✕1480mm
スライド拡張式のマルチルーム。左右のハンドルのロックを解除して引き出す。防水用の専用FRP製パンも置ける
コンパクトなキッチンで上部に電子レンジを配置。 足下にはエコフローのポータブルクーラーが置かれている。 背面からの排熱処理済み
右セカンドシート後部にポータブル電源を配置。上部にはおしゃれなワイングラスホルダーが。足の長いグラスでも収められる。