コンパクトボディにクーラー電子レンジ冷蔵庫全部乗せ、初心者に優しいキャンピングカー
キャンピングカーや車中泊生活を始めたい!と思っても「 キャンピングカーって大きくて停められないかも…」「どんな装備を選べば失敗しないの?」など不安は尽きない。 そんなあなたに、タウンエースというコンパクトボディに快適装備を一通り積み込んで、買うだけで乗り出しOK!な1台を紹介。
快適装備を揃えつつ、クラストップの広さのベッドも実現
現代のキャンピングカーの必須装備となりつつあるクーラー。「リゾートデュオ ルクシオ プロII」にはステージ21が販売するクーラー「ワンクール21」が装着されている。最近はネット通販でもさまざまな車載クーラーやポータブルクーラーが販売されているが、同社ではこのワンクールを5年以上取り扱い、様々なデータを蓄積してきた。その実績と信頼性は高く、交換パーツも多数在庫させており、不具合にも即座に対応してもらえる。
ワンクール21にはリモコンも付属し、1°Cずつの温度調整と3段階の風量調整が行える。本体にある4つの送風口はそれぞれ手動で開閉したり風向きを調整できて、たとえば室内を急速に冷やしたいなら送風口を2つだけ開けて風量をアップさせるということも
ワンクール21のほかにも電子レンジ、冷凍冷蔵庫、換気のためのルーフベンチレーターも標準で装備した。それらをニの字のシートからアクセスしやすい位置にぐるっと配置。装備類を前と後ろにまとめたおかげで、室内はタウンエースの中とは思えない広さを確保している。
写真左側のシートは長さ1800mmあり、幅も右側より広くなっているので、1人ならここをそのままシングルベッドにしてしまうことも
車内の後ろにワンクール21と電子レンジを、前に冷凍冷蔵庫とシンクがまとめてある。冷蔵庫とシンクがスライドドアに近いのは、車外からのアクセス性も考えたため。シャワーヘッドは外に引き出して使えるので、ワンちゃんの足を洗ったりするのに都合が良いのだ。
リゾートデュオ ルクシオ プロIIの初心者向け設定は装備面だけではない。ベッドにするのも簡単で、二の字シートの背もたれに使っていたマットを敷き詰めるだけ。快適家電たちはキャビネット上部に位置しているので、ベッドの状態でも使うことができる。車両右側シートの下は収納スぺースになっているので、荷物の置き場にも困らない。ベッドサイズは1800×1370mm。タウンエースサイズのキャンピングカーで、これだけ装備を載せて、クラストップ級のベッドの広さ、しかもほぼ長方形というわかりやすさが好ましい。
24インチのモニターも標準装備で取り付けられている。同じく標準装備されるカーナビの画面を映し出せるようにセットされている。もちろんPCなどをつないで使うこともできる。このサイズ感のクルマにしてはけっこう大きなモニターサイズを用意してくれているので、ごろりとしながら映画鑑賞というのも楽しそう。
これら快適家電を動かすために、リゾートデュオ ルクシオ プロIIには100Ahのリチウムイオンバッテリー、180Wのソーラーパネル、外部充電入力装置や走行充電装置などの電装パーツがあらかじめ取り付けてある。ワンクール21のエコモードならこの構成でひと晩運転させられるが、もう100Ahのバッテリーの増設も可能だ。ソーラーパネルもオプションで210Wのものにアップグレード可能。電源機器は運転席の後ろのキャビネット内にまとめられていて、USBのポートや照明のスイッチなどが天板に用意されている。
リゾートデュオ ルクシオ プロIIは4人乗り、2人が寝られるベッドという構成なので、2人旅モデルと考えると良い。電源まわりが充実していて、車載クーラーもついているのでペットと旅をするのも安心だ。価格は497万3000円~。レイアウト違いのリゾートデュオ ルクシオ プロもラインナップされている。
シンプルかつ必要なものはすべて搭載したこの内容をタウンエースというコンパクトボディで実現した