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いよいよ開幕!東京キャンピングカーショー

夏のビッグキャンピングカーイベント、東京キャンピングカーショーがいよいよ開幕。東京ビッグサイトには250台を超えるキャンピングカーが勢ぞろい。新型車の発表やニュースも盛りだくさんななか、熱かったのはトイレだった!?

ニュース盛りだくさんのキャンピングカーイベント

今年の東京キャンピングカーショーは、なんと言ってもニュースが豊富!2月に開催されたジャパンキャンピングカーショーに続き、新モデルやパーツのお披露目が目白押し。なかでも大注目だったのが、VANTECHが発表したトヨタのハイラックスをベースとした「GX4」。キャラバンをベースとした「ASTRARE(アストラーレ) CC1」と同じく、「ASTRARE」シリーズへの仲間入りということもアナウンスされた。デザイン、内装どちらをとっても今までにない1台となっており、特許を取得した技術も多数採用した最新のモデルになっている。

VANTECHの「ASTRARE GX4」

車内は見た目よりかなり広い印象。バンクベッドはくるりと引き出す新技術を採用
マルチルームは引き出すと拡張できる

ほかにも注目モデル&アイテムが会場中に。ダイレクトカーズの日本初のカムロード用パドルシフトや、ホワイトハウスからは世界初披露のジムニーシエラ”5ドア”用の電動ポップアップルーフ、そしてナッツRVからは新たなウォーターレストイレ「ルーシール」。さらにインディアナRVからは人気のけん引免許不要キャンピングカートレーラーシリーズのインディアナ300シリーズの新レイアウト「インディアナ300SN2」、ロッキー2からは都市部のライフスタイルに馴染む「フリード+」をベースとした4駆仕様の「フリード+MV AWD」、アネックスブースには12色という驚きのカラーバリエーションを持つキャブコン「LIBERTY 50DB」のパワープラス4800仕様が展示されていた。

現行カムロードに対応した新オプションのパドルシフト。運転が楽しくなるアイテムだ
世界初披露ということで、海外のメディアの取材も受けていたジムニーシエラ”5“ドア用ポップアップルーフ
新登場のウォーターレストイレ「ルーシール」
12色のカラバリから選べる「LIBERTY 50DB」のパワープラス4800仕様

熱かったのは新世代のトイレ!

そんな会場で目についたのは、水を使わない新世代のトイレ。簡単に言えば汚物をフィルムで密閉して処理する仕組みを採用したタイプのトイレ。水を使用しないので、トイレ使用後の汚水の処理はもちろん、タンクも不要。トイレの使用のハードルが一気に下がるのが魅力だ。そして今回の東京キャンピングカーショーに合わせて、各社デザイン、設置方法、価格などさまざまなタイプを出展。いわば新世代トイレの戦国時代に突入した様相だ。

そこで編集部注目の新世代トイレを紹介していこう。まずは、キャンピングカー業界でこのフィルム密閉式のトイレのパイオニアともいうべき、「ラップル」。キャンピングカーパーツセンターが取り扱う製品で、ポイントは「日本製」ということ。また、座面の種類、サイズの異なる3タイプがあり、そのなかでも「タイプB」はTOTO製の座面を使用した、お尻に安心感を与えてくれるトイレになっている。

ラップルの3タイプ。右側にあるのがTOTO製の便座を採用した「タイプB」
キャンピングカーパーツランドのブースでは、ラップルのデモを兼ねて、お菓子のプレゼントを行っていた

そこに黒船のようにやってきたのが、「クレサナ」。ヨーロッパらしい洗練されたデザインを武器に、ジャパンキャンピングカーショー2024でお披露目されたのは記憶に新しい。こちらはラップルや次に紹介するルーシールなどとは違い、クルマへの固定式で、既存のカセットトイレなどともレトロフィット(置き換え)が可能となっている。マルチルームに設置した印象は、まさに「おしゃれなトイレ」。リモコンなどのデザインもキャンピングカーの作り込まれたインテリアを壊さない。

洗練されたデザインのクレサナ
密閉した汚物は本体の中に保管できる

そして今回の東京キャンピングカーショーでお披露目されたトイレが、ナッツRVから9月に発売開始される「ルーシール」。脚を折りたたんでコンパクトになる、そして比較的軽く、持ち運びや移動が容易なのが特徴。そしてトイレとしては珍しく3色展開となっている。さらに駆動はバッテリーなので、電源がないマルチルームや簡易テント、もちろん災害時でも活躍する。

折りたたむとコンパクトになるルーシール。耐荷重は150kgまでと作りもしっかりしている
価格は13万円、発売は9月からを予定している

そのほか、一見トイレには見えないトイレをクルマに装備していたのが、レクビィ。明るい室内で女性からの人気が高いというソランに備えられていたのが「Ukidder」。白を基調にポップなライトブルーとオレンジでコーディネートされた、トイレを使うのが楽しくなるようなトイレ。何より超コンパクトなので、バンコンのシート下に収納できるというのが採用のポイント。こちらはオプションで選べるので、気になる人はチェックしておいてほしい。

一見トイレとは思えない見た目だ
便座部分がオレンジでトイレトレーニング中の子供でも楽しく使える

また、トイレをもっとマルチに考えた製品も登場していた。「給電くん」でお馴染みのオートワンでは薄型の折りたたみチェア「いいっすね!!」にトイレやゴミ箱として使える機能を持たせたバージョンを展示。従来のいいっすね!!に比べて大きさが一回り大きくなっただけ? いやいや違うのが座面の作り。座面横にロック機構があり、それを外すと便座のフタのように座面が上がる仕組み。そして中はまさにトイレの便座のような作りに。ここに市販の携帯トイレなどを設置して簡易トイレとして使うもよし、大きなゴミ袋を入れてゴミ箱として使うもよしなのだ。高さも調整可能なので、さまざまな体格の人にも対応可能(耐荷重120kg)本格的なトイレはいらないけど、非常時に備えておきたいという人にはまさにもってこい。価格は19800円ほどになる予定だ。

右が「いいっすね!!」、左が今回展示されたトイレにもなる「いいっすね!!」
中はいすの作りを生かして空洞に。便座は持ち上がるので、そこに袋を挟むことができる

会場で直に「見たい!」がいっぱいの東京キャンピングカーショーは、明日7月21日まで!このチャンスをお見逃しなく!

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