トイファクトリーがフィアットデュカトを車載用キャビネットbottで架装した「モビリティオフィス」車両を製作!
コマツの子会社であるEARTHBRAINからの依頼を受け、「建設現場での主要な作業をデジタル化するSmart Construction(R)の各種ソリューションや建設機械向け遠隔操作システムなどデジタルを駆使したモビリティオフィスを実現する車両」をデュカトL2H2をベースにトイファクトリーが製作。
今回トイファクトリーが製作した車両は、建設現場や災害現場などにある建設機械を離れた場所から遠隔操作したり、現場の情報を集約したりすることで迅速な工事に貢献する「建設機械向け遠隔操作システム」などを実装し、モビリティオフィスとして、今後の活用が期待されている。
トイファクトリーはこれまでのキャンピングカー製造および特装車両製造の経験を活かし、遠隔操作に必要な各種機械を車両内にスマートかつ安全に設置し、かつ働くスタッフ側の快適性も考慮した車内空間をデュカト車両内に作り上げた。
どんな車にもぴったりの棚を取り付けて細かい部品や工具をきれいに便利に収納できる、働くクルマの製作に便利な、アルミ製の車載用キャビネットシステム「bott」と、ぬくもりを感じる「木材家具」を、バランスよく調和させた室内空間。また、安全面でも信頼性が高いbott 製品は、UNECE規則R44に基づいた厳しい強度試験や衝突安全テストをクリアしており、ドライバーの安全を第一に考え、万が一の事故でも荷物や工具の飛散を最小限に抑える設計となっている。
積載した収納ボックスはキャビネットに戻すと自動ロックされるため、運転時にも飛び出すことがなく安全。移動する事務所「モビリティオフィス」ならではの安全性面での工夫を施している。
車両内部に車載用キャビネットシステムbottや家具類を設置し、Smart Construction(R)の各種ソリューションや建設機械向け遠隔操作システムなどを実装した、この「モビリティオフィス」は、今後の建設業界や災害復旧対応での活用が期待されており、デュカトに限らず、ハイエースや軽バン車両など様々なサイズ、種類の車両にも展開を予定している。