4人乗り4人就寝のロングセラー軽キャンパー「バロッコ」にクーラー搭載の「Tパッケージ」追加
2013年発売以来ロングセラーを続ける軽キャンパー「バロッコ」に、クーラー搭載モデル「Tパッケージ」が登場した。従来モデルでは搭載が難しかった車載クーラー搭載を実現するために、300Ahリチウムイオンバッテリー、外部充電入力装置、200Wソーラーパネルをセットで標準装備。快適な車中泊を強力にサポートする。
ロングセラーを続ける軽キャンパー、バロッコの最上位モデル
バロッコはフィールドライフが2013年にリリースした4人乗り4人就寝の軽キャンパー。「最高峰の軽キャンパー」をテーマに、軽トラックをベースに居室となるシェルを架装した。軽キャブコンといわれるジャンルに含まれる1台だが、製造元であるフィールドライフは軽キャンパーだけでなく、マイクロバスのローザをベースとした高級キャンピングカーも製造するビルダー。そこで培った技術を注ぎ込んだ。
シェルは高断熱・高強度なハイドロパックパネルを採用し、窓も断熱性の高いアクリル2重窓。ポップアップルーフを搭載して室内空間を確保。小さくても本格的な旅に使える軽キャンパーとして今日までロングセラーを重ねてきた。
バロッコ ノーマルモデルの外観。シェルには高強度で耐候性も高いハイドロバックパネルを採用
これまでのバロッコは、電装パーツの配置の関係でリチウムイオンバッテリーを複数積むスペースがなく、クーラーが設定されてこなかった。しかし猛暑やペット旅の需要からクーラー搭載の要請が多く、このたびTパッケージとしてクーラー搭載モデルのリリースとなった次第だ。Tパッケージはクーラーを快適に動かすために300Ahのリチウムイオンバッテリー、外部充電入力装置、200Wソーラーパネルもセットで標準装備。価格はノーマルモデルの386万9800円〜に対し566万8300円〜となり、バロッコの最上位モデルという位置づけだ。
バロッコ Tパッケージの詳細
バロッコ Tパッケージは基本のレイアウトは通常のモデルと同じで、2列目シートが横座りのソファとなっていて、停車時は後部のシートと合わせてL字でテーブルを囲むことができる。シート生地のモケット&レザーによるコンビレザーはTパッケージの専用装備で、室内のホテルライクな雰囲気を高めている。
ベッドは横座りソファを引き出すことで完成。フロアベッドで2名、ポップアップルーフ内のルーフベッドで2名の4名就寝が設定されている。
Tパッケージの目玉になるDC12Vクーラーは、他ビルダーでも採用されているワンクールを設定。助手席の背後に設置し、室内全体を冷やせるようになっている。
クーラーを動かすためのリチウムイオンバッテリーはシートの下に設置。外部充電入力装置や200Wのソーラーパネルも合わせて装備し、長期旅でもしっかりクーラーが活用できる構成とした。
ノーマルモデルの長所を引き継ぎながら、クーラーとリッチな電源の搭載、高級感を高めた内装で1ランクアップしたバロッコTパッケージは、フィールドライフの直営店「キャンピングカーパーク」ほか全国のフィールドライフ取扱店で販売されている。