人気軽キャンパー「テントむし」シリーズに3人乗りレイアウトが登場!
バンショップミカミのテントむしは、ポップアップルーフやワンポイントの丸窓が愛らしい、軽キャンパーの代名詞ともいえる存在。これまで「Sタイプ」「Fタイプ」など内装違いで複数のバージョンが発表されてきたが、2024年に「F1タイプ」がお披露目。先輩レイアウトたちの「いいとこどり」なレイアウトらしいが・・・?
先輩モデルたちをいいとこどり!F1タイプは3人乗車4人就寝の新レイアウト
外観がなんともキャッチーなテントむし。カラーリングが豊富なのも嬉しい
これまでのテントむしは、セカンドシートがサイドソファの「Sタイプ」、セカンドシートが可変するFASPと呼ばれるシートの「Fタイプ」にほぼ大別されてきた。
では今回の新レイアウトの「F1」とは何かというと、「セカンドシートが1人用のFASPシート」から命名されている。
冒頭の写真の手前側が1人用FASPシート。移動中は前向きにしておき、停車時は後ろ向きにしてテーブルを囲むことができる。
「2列目に2人乗れれば全体で4人乗れるし、わざわざS・Fタイプの4人乗りから1人減らす意味は?」と思われるかもしれない。確かに使用したい人数が4人ならば問答無用でFタイプかSタイプなのだが、3人以下ならF1タイプは有力候補になる。
それは、F1タイプはFタイプのように、「移動中前向き乗車ができ」、かつ、Sタイプのように「ソファ下が収納として使えて収納力が高い」からだ。両レイアウトのいいとこどりで作られているのがF1タイプ最大の特徴。
テントむしF1タイプは、セカンドシートが単座なことをいかして、さまざまなくつろぎシートレイアウトが可能。
まずは単座シートを後ろ向ろ向きにし、補助マットを使ってシンプルな対面テーブルレイアウト。
テントむしはポップアップルーフが標準装備なので、こうしたシンプルな対面レイアウトでも広さがあり快適だ。
ポップアップルーフのテント生地にはメッシュウインドウがついていて通気や採光性も良い
お次は補助マットをさらに敷いて、掘りごたつ風に。ごろ寝もできて気持ちの良いお座敷のようになる。
補助マットをすべて敷き詰めるとこのようにフロア全面がベッドに。ポップアップルーフもベッドになるので2段ベッド構成で最大4人が就寝できる。もし2名での利用ならポップアップルーフ部分を荷物置きにしても良い。
ちなみにこの写真を撮るにあたり、リアがパカっと大きく開いているというのがわかるだろうか?リアのハッチはオプションで選ぶことができ、リアパネルがまるまる開くガスダンパーつきの超大型扉も設定できる。大きな荷物を載せたいひとには見逃せない装備だ。
ポップアップルーフや電装強化パッケージなど、キャンピングカー生活を快適にするシリーズ共通装備
テントむしF1タイプならではの可変レイアウトをこれまで見てきたが、シリーズに共通する快適装備はきちんと同様に設定されている。
まずキッチンは丸形シンクに上開きタイプのポータブル冷蔵庫を装備。延長式跳ね上げキッチンカウンターは調理台として使える。
これまで再三登場してきたポップアップルーフも標準装備。3枚のベッドマットでルーフベッドを構成している。
シリーズ共通のオプション「Eパッケージ」も設定されている。これは電装強化パッケージで、標準装備では100Ah鉛サブバッテリー1つの装備なのに対し、100Ahのリチウムイオンバッテリーを2つ装備し、また写真のようにポップアップルーフの屋根に100Wソーラーパネルを4つ装備するというというもの。それに合わせたインバーターや充電装置、モニター類もセットになった人気オプションだ。
DC12Vソーラーもオプションに設定。FFヒーターもオプション設定があるので、通年快適に過ごすことができる。
3人家族旅はもちろん、1~2人旅でも可変するレイアウトが快適さを約束してくれるF1タイプ。外観のルックスにも定評のあるテントむしの新レイアウトは要注目だ。