RVパークも併設!ミシマダイハツのキャンピングカー専用新展示場がおもしろい
静岡県のキャンピングカービルダー「ミシマダイハツ」は、ダイハツの貨物と普通車の販売をベースとしている会社。そこが10年以上前からキャンピングカー部門も扱い、ハイゼットトラックのパネルバンがベースのオリジナルモデルのほかに、国内大手ビルダーの国産キャブコンやバンコン、軽キャンパーも販売している。これまではキャンピングカーも貨物も普通車も全て同じ店舗で扱っていたが、このほどキャンピングカーだけの展示場を新たにオープンした。
CAMPINGCAR GARDEN
新たにオープンした新展示場は、その名も「CAMPINGCAR GARDEN」。その面積は約600坪といままでの店舗の約4倍もある。展示スペースは屋外だが高さのあるモデルも余裕で置ける屋根付きで、天候に左右されずに車両チェックが可能。さらに特徴となるのが2つの建屋で、いずれもミシマダイハツのオリジナルモデルのキャンピングカーのように、柱やは富士ヒノキの天然木で、外壁は土壁で内壁は漆喰を使用。
現在は自社製品のほかにVANTECH、ファンルーチェ、L.T.キャンパーズ、アネックス、キャンパー厚木、レクビィ、フィールドライフの市販モデルを展示
入り口手前の建物は、ロッジや山小屋を思わせる三角屋根が特徴で、事務所と商談スペース。天井高があり開放的な空間だが、薪ストーブにより屋内全体を暖めている。また、本格調理ができるキッチンにカウンターも備わっており、将来的には飲食の提供をする。奥の建物はメンテナンスピットで、国産キャブコンクラスが同時に2台置ける。自社モデルの製作現場でもあり、木工場と部品庫も完備。
さらにここは車両販売だけでなくRVパークも併設。電源付きの3区画とEV充電器、きれいなトイレにシャワー施設も完備。富士山周辺観光の拠点としても便利だし、付近には飲食店もある。ハード面だけでなくソフト面でも、車両購入者が後に気軽に立ち寄れる環境だ。
キャンピングカー販売の新たな形態の誕生により、ユーザーのクルマ選びが変化するだけでなく、業界全体が展示場のあり方を考えるかも!? 一見の価値ありなので、ぜひ行ってみよう。