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キャンプ好きのキャンピングカーショップの店長が本気でカスタマイズしたら、キャンピングカーはこうなった!

フィアットデュカトベースで5人乗りを実現しつつ、シンプルなベースレイアウトでニーズに合わせたカスタマイズが魅力のホワイトハウスの「クルーキャブ」。それを元に、同社の名古屋本店の橘店長(キャンプ好き)による本気のカスタマイズで誕生したのが、「クルーキャブ・テラス」。車体からテラスが出てくる驚きのアイデアをはじめ、あっと驚く仕掛けが満載!

えっ車体の床下から……テラス!

ホワイトハウスのクルーキャブのシンプルで広大なリヤの荷室を活用して生まれたのが「クルーキャブ・テラス」。1つのモデルとして紹介するが、いわばカスタマイズの自由度が高いクルーキャブの究極のカスタムの1つの完成形だ。

セカンドシートまではノーマルのクルーキャブと同じ。乗車スペースと荷室を分ける隔壁から後ろがカスタマイズされている。その一番の特徴が車体に収納可能なテラス。引き出して設置すれば、リヤの車外にもう1スペース作れる前代未聞の驚きの装備。しかも使っていないときは大部分がスライドしてリヤのフロア下に収まるので、大きなテラスパーツで車内空間を圧迫することもない。

リヤの観音開きの扉が、くるりと車体にくっつくように開くところから、テラスを作るアイデアを得たという橘店長。テラスのサイズは、1300mm×2600mmとかなり広い
テラスはフロア下に設けられている専用の収納にスライドして収める。重さはあるが、レールのガイドがあるので、スムーズに出し入れできる

シンプルレイアウトでしっかり乗れる+しっかり過ごせる+しっかり積める

前方の乗車スペースは、ノーマルのクルーキャブ同様スノークス社製のセカンドシートが取り付けられており、カップホルダーなどちょっとした収納もあって、移動中も快適に過ごせる。そしてフロントシートをくるりと回転させれば向かいあわせのダイネットスペースに。これはフィアットデュカトならでは。ここには収納式のテーブルもある。

フロントシートとセカンドシート。まるで純正の5人乗りのようなしつらえは、クルーキャブならでは

カップホルダーや傘などをしまえるシート下収納など、セカンドシート周りにも収納が確保されている
スライドドア側に付けられたカップホルダーは、フィアットデュカトをより快適にするホワイトハウスオリジナルのホワイトラインテクノロジーの1つ

リヤのスペースのレイアウトは至ってシンプル。大きな家具はリヤのスペースをぐるりとコの字に囲うカウンター兼収納のみ。シンクもここに付いているのだが、引き出してシャワーのように伸びる水栓を採用している。シンクの位置も車両最後方に設置されており、引き出せる水栓と合わせて外から使うことも考えられた設計になっているのだ。

さらにこのコの字型のカウンターの上に、付属のマットを敷くだけでベッドになる。L3H2をベースとしたモデルであれば1820mm ×2440mmという広いベッドスペースになり、大人3人が余裕で寝られる。なおマットは、カウンターの中に収納されている。またカウンターの内側のスペースは、使いやすい長方形のフロアなので、荷物スペースとしても機能する。ベッドマットの位置が高いことで、ベッドを設置している状態でもベッド下には十分な荷物スペースが確保できる。

車内のレイアウトはシンプル。広いカウンターがあるので、作業もしやすい
車体右側には窓もある
カウンターの下は収納などになっている
冷蔵庫もここに収まる。外やテラスからも使いやすい位置
カウンターにマットを渡すことでベッドが完成。全て広げるとかなり広いスペースになる
ベッド下でもこれだけの広さと高さがあるので、トランポとしても活躍可能
ベッドマットもカウンターの中に収納されている
いくつかのパーツにわかれたマットを広げて置くだけの簡単ベッド展開

前方の乗車スペースとの境は、ノーマルのクルーキャブとは違い、隔壁はなく、行き来ができるようになっている。ここにスクリーンを取り付けて、プロジェクターを持ち込めばシアターとして楽しむこともできる。その他壁面収納や窓、給電装置、冷蔵庫などが装備され、オプションでクーラーやリヤのテラスまで覆えるオーニングをつけることもできる。

左側の壁面はフックなどを引っ掛けられる収納になっている
スクリーンとプロジェクターを取り付ければ、ホームシアターならぬカーシアターに
コンセントなども装備
オプションでクーラーを付ける場合は、フロントシートの上部分に設置される

フィアットデュカトのよさを生かしつつ、ホワイトハウスならではの技術や設計でシンプルながら使いやすさ抜群のクルーキャブ。それを「キャンプ」をテーマにカスタマイズされた「クルーキャブ・テラス」は、まさにキャンプならではのロケーションやソトを楽しめる1台。他にもさまざまなカスタマイズのリクエストに応えられるクルーキャブ。あなたはどんなクルーキャブと何を楽しみますか?

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