人気急上昇。乗り換えオーナー3組に聞く、トイファクトリー「バレイア」の魅力
数あるトイファクトリーのモデルのなかでも2022年デビューと新しいモデルがバレイア。2023年のジャパンキャンピングカーアワードでの副賞としてNEWSの小山慶一郎さんに貸与されたのも記憶に新しい。そのバレイア、いまやトイファクトリーでも有数の人気モデルとなっているよう。今回、とあるキャンピングカーオーナー3組が一気にバレイアに乗り換えたと聞いて、その魅力を直撃取材してきた。
既存モデルの”いいとこどり”も魅力。トイファクトリー「バレイア」とは?
トイファクトリーのバレイアは、ハイエースのスーパーロングキャンパー特装車をベースとした1台。車両前方がキッチンとダイネット、リヤ部分にベッドと大容量ラゲッジスペースというレイアウト。レイアウトだけみると同じベース車を使った同社の「ベルゲン」と似ている感じも受けるが、こちらはより2人旅をイメージして作られたモデル。
まずポイントが、就寝スペース。車両に対して横向きではなく、縦向きに寝られるというのは特に大柄な男性にとって大きな魅力。そしてこのモデルのレイアウトが、すでにトイファクトリーで好評を得ているモデルからのいいとこどりということ。ダイネットの横、壁側に設けられたライトサイドキッチンは、ランドティピーで使いやすさが実証されている。さらにリヤのベッド下の大容量ラゲッジスペースは、トイズボックス540サイズのラゲッジ容量を実現しているのだ。
荷物も積める。寝られる。過ごせる。三拍子揃うのが魅力
今回バレイアの納車を迎えたのは、いずれもトイファクトリーのモデルに乗っているオーナー3組。そのきっかけとなったのはもともとランドティピーに乗っていた関野夫婦。大柄なご主人が車体に対して縦に寝られるモデルを待望しており、ランドティピーで気に入っているライトサイドキッチンと融合したバレイアのデザインを見て即決。その話を聞いた2組も、バレイアをチェックしたらその魅力のとりこに。こうして3組同時の納車となった。どのオーナーもいままでのモデルに不満はないが、それでもバレイアがいいという。
ちなみに、他の2組の前のクルマはというと、本並夫妻がトイズボックス540、杉下夫妻がGTに乗っていた。
今回同時にバレイアの納車となったオーナー3組のみなさん
3組が口をそろえてバレイアの魅力と言っていたのが、大きなラゲッジスペースと、くつろぎ空間が両立されていること。特に本並夫妻と杉下夫妻はバイクが趣味。しっかりバイクが積めるラゲッジも備えつつ、その他の必要な装備がバランスよく配置されているレイアウトが、支持される理由なのだ。そして、家具の完成度の高さや、クルマ感のないインテリアが実現されているトイファクトリーのクルマであることも大切な理由だそう。
バレイアに乗り換えたことで、新たなチャレンジをするというオーナーも。関野夫妻はこれを機に自転車旅にもデビュー。バイクも大容量ラゲッジスペースがあるので、2人分の折りたたみの自転車2台も余裕で積載できる。ちなみにこの自転車もトイファクトリーで扱っているトイバイクでいっしょに納車となった。
同じモデルでも三車三様
エクステリアは、偶然にも同じボディカラーだが、同じモデルには見えないほどどのクルマも個性的。ちなみに中央の本並夫妻のクルマのナンバーの「・101」はトイファクトリーが由来!
納車されたバレイアは、同じモデルといえどまさに「三車三様」。図らずも外装色は同じだが、それぞれのオーナーこだわりのカスタマイズがエクステリアにもインテリアにも施されている。オーナーの使い方やこだわり、好みに寄り添って、それを実現してくれるトイファクトリーの技術の高さを改めて感じる。
ついついそれぞれのクルマのカスタムが気になる様子。当日まで他のファミリーがどんなカスタムを施したのか、詳細は知らなかったそう
バイクを積むという2組の車内後部のフロアには、バイク固定のためのタイダウンフック。そしてエクステリアもそのコンセプトに合わせてネジ1本まで配慮する丁寧さ。室内レイアウトも、それぞれの希望に合わせてサイドポールを追加したり、フロントシートに思い出のある前のクルマから引き継いだレカロシートを装着したりと、とことん作り込まれている。日常だけでなく、それぞれの特別な時間をいっしょに作るクルマだからこそ、通り一遍ではなく、いっしょに考えて作り上げてくれるトイファクトリーの姿勢は、ユーザーにとってうれしいポイントだ。