軽のボディにアレンジ多彩なダイネットを積んだ2人旅向けキャンピングカー
限られた車内空間の軽キャンパーでもより快適に体への負担を減らして過ごせるよう、これまでの常識にとらわれないレイアウトを採用したのが岡モータースの「ミニチュアボックス」だ。バンコンのように対面のダイネットスペースを備え、さらにL字へのシートアレンジも可能。テーブルにも独自機構を用い、シンプルながら「寝られる」だけではなくくつろげる1台に仕上がっている。
独自の設定により軽バンコンの常識打破
スズキのエブリイJOINをベースとした岡モータースの軽キャンパー「ミニチュアボックス」。岡モータースの提案する独自のレイアウトと技術で、これまでの軽バンコンの定番をくつがえす1台だ。
これまで軽バンコンの定番スタイルといえば、全面フラットにしたフロアにマットを敷き、就寝やくつろぎの場とする。いわゆるお座敷のような和室感覚で使う、軽自動車の限られたスペースを最大限活用するレイアウトだが、じつは長時間座るのは疲れやすいという面も。そこで今回のミニチュアボックスで採用されたのは、きちんとイスに座りテーブルを挟んで対面するダイネット形式のレイアウト。大人4人の着座もでき、マットを使えば寄りかかる背もたれも作れ、足を投げ出しての着座も可能。腰への負担は大幅に減るのだ。
さらにこのレイアウトのすごいところは、対面ダイネット形式のほかにL字のソファのようなくつろぎスペースへの展開も可能なところ。このときも大人2人がゆったりと座れる。
そしてもう1つ特徴的なのが、テーブルの設置構造。独自のクランクポールを採用しており、設置場所を自在に動かせること。テーブル天板の位置が後部右キャビネットの横から前方までスイングする。もちろんこれを設定するにあたり、強度は徹底的に検証された。重量負担への対応、スムーズな動き、精度の高さを併せ持つテーブルとなった。
対面の場合は4人での利用も可能だL字展開の場合は運転席後部とリヤ左サイド壁面にマットを置き背もたれとするフラット感の高いフルベッド状態。家具は4色から選べる設定キャビネットの扉もテーブルになる。スイングテーブルは自在にセット可能マット下は収納庫