プライベート空間を確保しつつ大人4人が寝られる!トランポにもなるけん引免許不要キャンピングトレーラーがリニューアル
2023年のジャパンキャンピングカーショーでデビューしたタコスのキャンピングトレーラー「GX350グランドクロス」。けん引免許が不要なモデルながら、2段ベッドを駆使することで、プライベート空間を確保しつつ大人4人の就寝スペースの確保を実現。さらにトランポとしても使える使い勝手のいいトレーラーだ。それが2024年、さらなる使い勝手の向上を目指し、リニューアルした。
就寝形態変更と軽量化、外観もリニューアル
タコスのキャンピングトレーラー「GX350グランドクロス」は、昨年のジャパンキャンピングカーショーでデビューしたモデル。それが今年マイナーチェンジし、使い勝手が向上。大きく変わったのが前方に設置されたベッド。2段ベッドだったものが、ハイマウント形式の1段ベッドに変更。この変更は、このベッド下を外からアクセスするロッカールームとしたためだ。このロッカールーム、オプションのルームエアコンを搭載したときは室外機の格納場所として使われる。これにより外観もリニューアルされており、スクエア形状だったボディは、曲面形状を取り入れた形になった。
そのほかの車内レイアウトだが、ダイネット兼ベッド部分は基本的な仕様を踏襲しつつ、細かな部分をブラッシュアップ。まず車体右側にある2段ベッド。上段は2つ折りのマットに変更、さらに後部の支えもスライド&ストラップ固定式となり、強度と使い勝手のよさが向上した。そしてこの2段ベッドは、フロアにベース板を置きソファにもなる1段目に補助マットを載せれば、ダイネットの横すわりソファと合わせてフロア全面ベッドになる。雑魚寝でよければ、前方のベッドを使わなくても、こちらだけでも大人4人が就寝可能なスペースがある。もちろんダイネットとして使用する時もゆったりとしたシートなので、4~5人の利用でも問題ない。
また、このダイネット、シートをたためば驚くほど大きな荷室スペースに早変わりする。リヤの左右観音開きのドアを開けてラダーをセットすれば、トランポとしての使い勝手は抜群にいい。あまりに大きくて複数台のバイクを積みたくなるが、許容と積載荷重には注意が必要だ。
左右の跳ね上げシート(片側は2段ベッドの1段目)をセットして中央にベース板を置き、上部に補助マットを載せると全面ベッドになる。サイズは1920×1800㎜で大人3人でも余裕だ右2段ベッド。後部の支えはスライド&ストラップ式。ベッド幅は上下とも700㎜フロントロッカー上を使ったハイマウント形式の常設ベッドフロントロッカーはダンパー付きの跳ね上げ扉仕様オプションのルームエアコン本体はエントランス上に配置キッチンはコンパクトサイズだがサイドに跳ね上げ調理台、壁面側には調味料棚を装備外部バゲッジドアを備えたマルチルームこれだけ大きな荷室スペース。後部からの乗降を考えたステップ、専用カーテン&バグネットも備える