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大人気のハイエース系YouTuber「wa3チャンネル」の愛車を見せてもらう!

キャンピングカーやキャンピングトレーラー、簡易車中泊車……これらの車の楽しみ方をオーナーから学ぶシリーズ。6回目は人気ハイエース系YouTuberの「wa3(わーさん)チャンネル」のお2人をご紹介します。

一生乗れる車=ハイエース。車中泊にキャンプに大活躍!

カズさんとユカさん夫婦は、奈良県在住のYouTuber。自家用ハイエースをカスタムし、車中泊を組み合わせて旅行やキャンプを楽しんでいて、その様子を自身のYouTubeチャンネル「wa3チャンネル」で発信しています。“ハイエース系”と呼べるYouTuberの中ではチャンネル登録者数が多く、その界隈では有名な存在。ファンも多く、自らハイエースオーナー同士のファンミーティングも開くほど。

「もともと旅行によく行っていたんですが、そのときホテルに宿泊するよりも車中泊するほうがいいなと、車中泊に興味が湧いてきて。それで車中泊に向いたクルマを探し始めたんです。3年ほどいろいろな情報を集めたり、キャンピングカーショーに行ってみたり、ショップを調べてみたりして検討していった結果、ベッドキットを装着したディーゼルエンジンの4WDのハイエースを買おうという結論に至りました。そのあと視聴者の方や、ハイエース仲間の知り合いにいろいろと情報をもらいながら、自分ら自身でほぼDIYでカスタムしていってます」とカズさん。

「ディーゼルの4WDってのはマストな条件で、あとは街乗りとか使い勝手のよさを考えて標準幅ボディのノーマルルーフにしたんねんな。ディーゼルのハイエースのエンジンって、10万km走ったらやっと慣らし運転が完了て言われてるそうで、ものすごい耐久性があるらしいんです。せやから、一生乗れる車って意味での選択でもあったんです」とユカさん。

そんな2人の愛車は購入して約4年。名古屋のハイエースカスタム専門店「ナックス名古屋」で新車で購入しました。5型/4WDディーゼル/スーパーGL DARK PRIME Ⅱの仕様で、ベッドキット・床板・シートのレザー加工などのみのカスタムをし、約510万円だったそうです。

後列シートは通常はたたんでおき、そこに自作の机を装着。「たまに後列シートに人を載せることもあるんで、ここはすぐにシート状態に戻せるようにしています」とユカさんベッドキットは購入時にショップでカスタムして取り付けていたものです。常時ベッド状態にしておきます。収納も設けられており、ここから必要なものをすぐ取り出せるようにしていますベッドキットには板を乗せるとすぐテーブルになる機能も。ベッドの上に座っても頭が天井に当たらない高さの作りとなっていますベッドキットの収納を引き出すと、そのままこのように小さなテーブルにもなりますリヤハッチにはアイズ製のシェードを装着。雨風の侵入と周囲からの目線を防ぐ効果ありリヤハッチにはいくつかのマグネット式フックがくっつけてあり、これを使ってサッとカーテンを取り付けることができます。「軽く着替えをするときとか、車内を隠せて便利ですよ」とユカさんステップはとかく汚れやすいので、自作した板をマジックテープで取り付けています。インテリアとしても有効とのこと給油口にはオネストのガラスリッドを装着。これでまた愛車の雰囲気がガラリと変わりますライノラックのルーフラックを装着。「全高が低いので車高がその分上がりすぎず、上を物置として活用できるのがいいんです。たとえば車中泊しながらキャンプに行くときは、車内に荷物を満載にするんですが、パーキングエリアで仮眠するときにその荷物を車外へ出す必要があるんです。そのとき、一時的に荷物をこのルーフへ載せて、と。標準(ナロー)ボディなんで、これが結構重要なんです。あと、ここに座って花見や花火を見たこともありますよ。高いところから見れるから、美しんですわ。ここで焼肉もやったことがあります」とカズさん。焼肉もですか!?この窓だけはショップに依頼。車内で料理をするときの換気、夏場の換気が重要となるためですグリルガードも何とDIYで装着! さらに、フォグランプは純正ですが、バルブを「爆光」と呼ばれるLEDに交換しています「実はこれが一番のこだわりかも」とユカさんが言うのは、ふとんファクトリーの「車中泊専用敷きふとん」と「クッションにもなる羽毛ふとん」。「これがあるからこそ車中泊できると言っても過言ではないほど、めちゃくちゃ寝心地がいいんです。そしてこの掛け布団(クッションにもなる羽毛ふとん)は、クッションカバーの中に入れておくとクッションになるんです。そして寝るときに中身を出すと掛け布団になります。キャンプでも車中泊でも使える“おしゃれなもん”を、と依頼したら、考えて作ってくれはったんです」掛け布団のタグには「品番:wa3スペシャル」と入っています。なお、この掛け布団は現在はレギュラー商品化されています

「カズさんは、みんなほんまに関心してくれるくらい、DIYできる人。私がこんなんあったらええなとアイデアを出して、それをカズさんが実現してくれはるんですわ」とユカさん。「ざついけどね(雑だけどね、という意味)」とつっこむカズさん。まるで漫才を見ているよう。この2人のキャラクターも人気の秘密かも。

「このハイエースを買ってから、本当に旅の幅と自由度が広がりました。例えば、仕事終わりの金曜の夜に出発して、途中で車中泊を挟むことによってかなり遠出ができるようになったし、車中泊だと駐車すればもうそこでチェックインなので、時間の制約を受けることもありません。それが大きいです。宿代が浮いた分だけ、おいしい食事にお金を費やせるしね」とユカさん。

広がる“ハイエースの輪”

視聴者の方が描いて送ってくださったという2人のイラスト。車内に飾ってあります

そもそも、wa3(わーさん)ってどういう意味なんでしょうか?

「僕の名前の漢字に和(わ)という文字が入っていて、そこから“わーさん”ってあだ名で呼ばれることがあるんで、そこから取ったんです。ただ、そこからどんどんチャンネルが大きくなっていって……。だから、今ではこの“ハイエースの輪”を広げていこう! と言う意味を込めてwa3チャンネル、としているんです」とカズさん。

「ほんまに、仲間の輪が広がりましたわ。素敵な出会いもいっぱいありました。ハイエースに乗って旅をしていると、車中泊しているときにけっこう別のオーナーさんから声をかけられるんです。“すごいカスタムしてるねって”。で、こっちもその方のハイエースの工夫を見せてもらったりとか、その人のこれまでの人生の話を聞いたりとかして。

自分らもそれが参考にもなり、刺激にもなり、そしていろんな人とのつながりの輪が広がり……。そういうのがあるんは、他の車にはない、ハイエースだけの魅力やと思います」とユカさん。

“ハイエースの輪”を広げていきたい。そんな2人からは、この車を通じて人生を心底楽しんでいる様子が伝わってきました。ぜひみなさんも参考にしてみてはいかがでしょうか?

wa3チャンネルさんのYouTubeチャンネル

Wa3チャンネルさんのInstagram

TEXT & PHOTO:大宅宏幸

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