ダイレクトカーズの新型キャンピングカー「ニンジャ」に隠されたからくりとは?車内の様子も紹介
2024年2月のジャパンキャンピングカーショーでお披露目されたダイレクトカーズの新型キャンピングカー「ニンジャ」。昨今のキャンピングカーとは一線を画す外観デザインが話題を集めたが、斬新なのは見た目だけではない。高級感のある車内も合わせてレポートする。
攻めのデザインでトラックなイメージをくつがえす
こちらがニンジャの外観。キャンピングカーは上質感を大切にする外観デザインが主流だが、大胆なデカールで新風を吹き込んだ。
象徴的なのがこのフェイスパネル。トヨタのタンドラを思わせるようなスクエア形状の大型グリルで、ぐっとスタイリッシュに。
スライドで大型外部収納庫が出現する「からくり」
ニンジャの車名の由来は「からくり屋敷」からなのだが、そのネーミングを象徴するのが車両左サイドと後部に設けられたスライド式の大型外部収納庫だ。いずれも大人が入れるほどの大きさで、アウトドアグッズも余裕で入る。
さらに、車両の最後部にある外部バゲッジドアは大人も入れるサイズで、スライド式収納庫のフタを踏み台にすればそこから中に入れる。バゲッジドアの先はシャワールームにつながっていて、まさに「どんでん返し」のごとく、車内にドロンできる楽しいからくりだ。
室内は使い勝手バツグンの正統派レイアウト
楽しいワクワクを提供してくれる外観に対し、室内は上質感の漂う超正統派のレイアウト。リアエントランスで、入ってすぐがキッチンゾーン、突き当りにシャワー&トイレルーム、そしてコの字でテーブルを囲むゆとりのリビングスペースだ。
まず入ってすぐのキッチン。曲面を活かした美しい仕上げが光る。
キッチンの反対側には調理台や電子レンジが設置されている。ワイングラスホルダーがラグジュアリー感を高める。
ベッドはリビングスペースを展開したフロアベッドと、運転席頭上のバンクベッドの2カ所。延長スライドマット方式で、折りたたみのラダーも用意されている。小窓もついており通気性も良好だ。
運転席まわりも室内とトーンを合わせ、レザー調でコーディネート。フロアマットもオリジナルだ。
内装面の使いやすさや上質感に外観のダイナミックなデザインを組み合わせた、これまでにない1台。2024年の各地のキャンピングカーイベントでぜひ実物を確認してほしい。