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釣り好きな2人が愛用するハイエースのキャンピングカーはトランスポーターとしても大活躍!

キャンピングカーや、キャンピングトレーラーの楽しみをオーナーから学ぶ?!シリーズ、2回目はトイファクトリー製の「トイズボックス470」を離島で使用する、外館ご夫妻である。

離島への移住という人生の大決断をした外舘裕樹、詩穂実夫妻。実は移住を契機に結婚したばかりの新婚ホヤホヤだ。愛用するトイファクトリーのトイズボックス470は購入後3年目で、宿泊施設運営のため日々の買い出しに使われることが多く、トランスポーターとしても大活躍している状態。そんな忙しい毎日を送る外舘夫妻の買い出し時に、突撃取材を敢行した。

遊びの中に自然と出てきたキャンピングカー

おそらく現在人口があと数人で300人という、太平洋に浮かぶ(隣はアメリカ西海岸だ)宮城県石巻市の離島「網地島」。驚くべきは、全住人中4家族がキャンピングカーを所有していること。話を聞いてみると、キャンピングカーの便利なところは当然として、天候不順渡船の欠航も多いこの地では、船を待つ間の休憩所としてもってこいなのだという。それにしたって島民の1%以上がキャンピングカーを所有するわけで、全国平均と比較したら驚きの多さだ。

そんな網地島に令和5年4月から移住し、島で数か所ある宿泊施設のうちの1つ「潮美荘」の経営運営を忙しくしているのが外舘夫妻。特に夏の海水浴シーズンには、東北地方でも屈指の透明度を誇る網地白浜を眼下に望む恵まれた立地もあり、宿泊客は途絶えずてんてこ舞い状態。
移住をするまでは両人とも宮城県仙台市で暮らし、どちらも釣りが趣味で共通の趣味を持つ人が集まる場所に入り浸り、そんな中で親交を深めていた。そこではもちろんキャンプなども通して交流が広がり、釣りだけでなく車中泊旅にも出かけている。
その時期にまず頭をよぎったのは居住性の高いアメリカンキャンピングトレーラー、特にジェイコを引っ張ってみたいという想い。ジェットスキーや釣りをするための船を引っ張ることもあり、祐樹さんはけん引免許を所持していたこともそこへ拍車をかけた。ただ、キャンピングトレーラーもいいが、普段使いも車中泊もできる車もほしい。その条件を満たすのが、トイズボックス470だったというわけだ。ハイエース標準ボディにベッド設備やキッチン設備などを搭載しながらも、4ナンバーサイズの小型貨物自動車枠に収まるので、外舘さんのような使い方にはベストマッチ! その気になればキャンピングトレーラーも引っ張れる。

トイズボックスはけん引車にも

購入したトイズボックス470は、車中泊しながら釣りができてという要素が大きい。釣りをするためにジェットスキー用トレーラーをけん引できる、という条件も大きかった。また当然のようにロッドホルダーは車内に設置されているし、使い勝手の点でリヤベッドなど改造され自分なりに変更されている。そして将来を見越しヒッチメンバーがすでに装着されている状態。最終的にはアメリカントレーラーをけん引することが前提だったため、快適装備などに大きな変更は行われていない。

生活を支えるトランポモデル

現在は観光宿泊業という仕事の都合から、本土側でトイズボックス470をフル活用することはほぼなくなってしまったが、オフシーズンにはひと月休みを取って釣行三昧だという。もちろんそこには車中泊ありきだ。

島にはコンビニも含め店舗がほぼなく、宿泊施設の維持に必要な資材だって本土購入で自分で持ち込み施工する。そんなときにもトランポだと心置きなく荷物を積載できるヒッチメンバーは祐樹さんの思考からすると当然なくてはならないものとなっている

天井にはロッドホルダーを当然装備。現在それらは降ろされている

↑ノーマルではカウンター上にマットを設置するが、そのマットをカウンターと同じ高さにセットできるように自作で改造(テーブル下のステーがそれ)。これによりシンクなども寝た状態で利用できるしヘッドクリアランスも増え快適性が向上するというわけ
←サブバッテリーは標準の鉛バッテリーのまま、電装類などの変更は一切行っていない。ノーマルの状態で使い勝手に問題なし

ご夫婦ともに二級の船舶免許を所有し、網地島生活では自分で舟を出し釣りをしている
現在漁業権取得に奔走中!宿泊滞在者向けに志穂美さんが獲れたて新鮮な魚を提供できる日も近い

魚影が濃い網地島の魚は釣り師にはかなり有名でタイだけではなくカツオ、最近ではマグロやアオリイカや伊勢海老など…、アレッ? と思うようなものまで上がる
網地島で釣りといえば大型のヒラメが定番。防波堤ではアイナメやアジ、サバなどが上がり、おかずには困らないほど

島ではジェットスキーも引くので軽トラにもヒッチメンバー。後ろに見える赤タンクのホンダ・ソロは詩穂美さんの相棒

令和6年早々の取材となったが、2月はまるまる休みを取って釣り釣り釣り……。その足はもちろんトイズボックス470だ。この充電期間が過ぎれば春から夏いっぱいまでの忙しい季節、すでに宿には2024年夏の海水浴シーズンの予約が入っているという。あまりに宿泊者数が多いときは食事を提供するのが難しくなるので、宿泊者自らがBBQを楽しむこともあるという。この先、そこへ夫妻が釣り上げた極上の海産物を口にできるようになるかも。
 いろいろ話を聞いていると、キャンピングカーってそういう使い方もあるんだな、としみじみ思うのだった。

TEXT&PHOTO:鈴木康文

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