セカンドシートはそのまま、後部でゆったりくつろげる!ハイエースワゴンベースのキャンピングカー
ハイエース販売大手のFLEXがハイエースワゴンのワイドミドルベースをベースに製作したキャンピングカーがこの「ヴァリアス」。純正のセカンドシートを残したまま、車両後部だけでお座敷やベッドが作れる便利なレイアウトだ。2月2日〜5日に幕張メッセで開催されるジャパンキャンピングカーショーにも出展される予定の1台をレポート。
ミニバン感覚で使えるハイエースのワイドミドルがベース
ヴァリアスはマルチな使い勝手が特徴のキャンピングカーだ。ベース車はハイエースのワゴンGL、ワイドボディミドルルーフ。多人数乗車もできて、自走式の立体駐車場にも乗り入れられる。
2人がけのセカンドシートを残しながら、その後ろに左右にそれぞれ2人が座れるシートを二の字に配置。これで最大8人が乗車できる。
セカンドシートより後ろだけでテーブルを囲むお座敷スペースやフルフラットベッドが作れるので、4人で使うなら移動用のシートと後部の就寝スペースを分けた使い方ができる。
お座敷やベッドのスペースを作る際は、二の字シートの背もたれを通路部分にはめこむ。普段は背もたれがずれないようにホックでとめておくことができる。さりげないがツボをおさえた作り込みだ。
キャンピングカーの必須装備・シンクと給排水タンクは横座りシートのボックス内に設置。カセットコンロもここに収納されている。バックドアを開けてすぐの場所なので給排水タンクの着脱がしやすい。
室内のメインスイッチやバッテリー電圧計、USB端子などは座席の足下に配置されている。
電装系はオプションで専用の電装パッケージ「エレコ」という設定があり、105Ahサブバッテリー×2、1500Wインバーター、走行充電システム、外部電源入力などがセットになっている。車中泊なら十分な電気容量だ。
ハイエースのカスタム全般を得意とするFLEX。取材車両にはオリジナルアルミホイール「ネクストトレイルNT1」が装着されていた。アウトドアと相性抜群のオフロードスタイルで外観もキメたいところ。
使いやすいサイズのハイエースワイドミドルをベースに、移動中はミニバン感覚で乗れて、後ろには広々したくつろぎ空間を確保。様々な使い方ができるマルチなライトキャンパーだ。