キャンピングカーが横に広がる!スライドアウト機構を採用した国産キャンピングカーが登場
2024年2月2日(金)〜2月5日(月)に千葉県の幕張メッセで行われるジャパンキャンピングカーショー。エートゥーゼットはここに新たなライン「エースシリーズ」(仮称)を展示する。
カムロードベースにスライドドア機構を採用!! 国産キャブコン市場に新風を吹き込む「エースG」
エースシリーズは新たに3タイプのモデル展開を設定。その最上級バージョンがこのエースG(仮称)で、ベース車両にはカムロードを採用。他にミドルレンジがあり、このあと紹介するボンゴトラックベースがエースS(仮称)となる。エースG(仮称)最大の特徴がスライドアウト(SO)機構。近年、SO装置の品質が大幅に向上。昔と違って故障がほぼないので、各ビルダーで使われるようになってきた。エースG(仮称)の場合は、右側パネルが500mm張り出す構造。対面式シートに組み合わせられるサイドソファ部分で、これによりフロアが大きく拡大。3人がゆったりと座れるサイズにプラスして足下空間が拡大。足を投げ出して背もたれに寄りかかる姿勢でリラックスできるのだ。
家具はエートゥーゼットでは定番のムク材。各部に凝った造形を施しているほか、高級感がある濃い配色のニス仕上げ。各所にLEDのスポットライトをはめ込み、ムード満点の車内を演出。シート生地をツートーンに、クッションフロアを明るい色にしているのも特徴。大型のバンクベッド、リヤにマルチルームとキッチンの配置は定番でもあり、ファミリーユースでの使い勝手が抜群にいい。
ボディ幅拡大で使い勝手大幅向上!! ファミリーユースにも問題なく対応する「エースS」
既存モデルであるアレンのワイドボディ仕様。これまでは車内幅が狭いために、横向き就寝で大人用ベッドにできなかったが、約600mmのボディ幅拡大により1800mmを確保。後部に配置された常設2段ベッドで大人2人が寝られるようになる。ダイネットやキッチンは従来どおり。新シリーズのなかでは、初心者や初級者向けのグレードとなり、受け入れやすいレイアウト。サンルーフは標準装備となる予定だ。
▼アレンについて詳しくはこちら
エースシリーズの末弟「エースC」2つのレイアウトで要望に答える
先に発表されたアレンミニはバックエントランスで、横座りの対面式シートのダイネット、キッチンはリヤに左右分割で配置。今回、新たに登場するのは横座りのロングソファで3人が楽に着座可能。対面する位置に十分なサイズの調理台を備えたキッチンを配置するが、余裕の足下空間なのでソファではゆったり、キッチンの動線も問題なし。定番のムク材を使った家具も好印象を与える。