キャンピングカーや車中泊の未来も見える!東京オートサロンが開幕
幕張メッセを会場に世界最大級のカスタムカーの祭典「東京オートサロン2024」が開幕。様々なクルマをベースにカスタムした車両やパーツが一堂に会した。キャンピングカーや車中泊仕様車ももちろん展示。キャンピングカーの今と未来を感じられるショーとなっている。
震災やコロナを経て高まるキャンピングカーの可能性
会場にはきらびやかなカスタムカーがずらり。そのなかには車中泊を意識したモデルやキャンピングカーの姿も。他のカスタムカーと並ぶことで、キャンピングカーショーとはまた違う、カスタムカーとしてのキャンピングカーの一面を感じられる会場。また、アウトドアやソト遊びをイメージしたカスタムも多数見られた。先日の能登地震の被災地支援としてキャンピングカーが活用されている事例もあり、「寝られるクルマ」への興味も高いよう。
会場では、キャンピングカービルダーによるものだけでなく、メーカーによる車中泊仕様のクルマやアウトドアシーンを連想させるようなカスタムカーにも出会えた。日産のブースにはセレナをベースとした車中泊仕様のモデル「SERENA AUTECH SPORTS SPEC マルチベッド」が。ベースのセレナはブルーが鮮やかな「AUTECH SPORTS SPEC」というグレード。レーシングでハードなスポーティーさとは違った、運転やドライブでの移動が楽しくなるような上質な走りを目指しチューンされたグレード。インテリアもキーカラーであるブルーが随所に施されていた。そして日産ブースやクルマには毎年どこかに西暦がデザインされているそう。そんなのを探すのもショーの楽しみの1つだ。
また、スズキのブースでは、アウトドアでの人気も高い「スペーシア」をベースにした「パパボクキッチン」が展示。親子でワイルドに楽しくアウトドアクッキングを楽しむイメージがわいてくる1台。そしていすゞA&Sのブースでは、普通免許で運転できるトラック「ELFmio」をソト遊びに連れ出せる相棒に仕立てた「ELFmio OUTDOOR EDITION」が。
そして、発売前にはなるが、注目度が高かったのが、スノーピークによるテントトレーラー「フィールドトレーラー」。北米のかっこいいエッセンスを取り入れながらも、高温多湿な日本で使いやすく考えられたモデル。テントの展開もあっという間にできてしまうのが驚きだった。
一歩先のキャンピングカーの可能性
そして、これからのキャンピングカーの可能性を感じられる展示も。これから世に出るキャンピングカーや、キャンピングカーに応用できそうな技術、パーツなど見ているだけで想像は尽きない。気になったのは、スイッチ一つで外部からの視界を遮ることのできるシェード。これはキャンピングカーに装備されたところを見てみたい。
また、今後正式に世に出る予定というモデルも。カヤバのブースにはフィアットデュカトをベースとして、オリジナルのキャンピングカーのためにチューンした足回りを装着した「KAYABA Camper Concept」が。こちらはなんと2025年に正式販売を予定しているとのこと。現在の姿からブラッシュアップされ、正式なモデルになるということだが楽しみだ。
東京オートサロンは、1月14日(日)まで幕張メッセで開催中。足を運んで、キャンピングカーやカスタムカーに触れ、クルマの楽しさや可能性を感じてみてはいかがだろうか。