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2023年は小型モデルがアツかった。2023年デビューの本格キャンピングカーから注目モデル6選

ハイエースより大きい本格キャンピングカーのほとんどはトヨタ・カムロードをベースに作られている。2023年も様々なモデルが紹介されたなかで、注目モデルを紹介していく。

小型化・ハイラックスベースの登場など話題に富んだ2023年

ジル520/VANTECH

本格キャンピングカーのうち、ここでは「キャブコン」と呼ばれる、運転席と荷台の上に居室を架装したキャンピングカーを取り上げる。このタイプのメリットは、なんと言っても広さ。立って歩ける室内高があるし、運転席上に作られるバンクの部分をはじめとして収納やベッドも豊富。4人分以上のベッドを確保するタイプがほとんどなので、ファミリーには最適だ。

そんなキャブコンにも小型化の波が押し寄せ、2023年はこのジャンルのメインベース車・カムロードの2タイプのサイズのうち、小さい方をベースにしたモデルが多数リリースされた。

また、ダイレクトカーズがハイラックスをベースにリリースした「BR75」シリーズも注目を集めた。BR75は2023年のグッドデザイン賞も受賞し、2023年を通じてキャンピングカーシーンのトピックを飾った。

ジル520/VANTECH

2023年デビューではなく2023年モデルだが、VANTECHのジル520を紹介。このジャンルの顔と言える存在で、2023年10月のジャパンモビリティショーでも注目を浴びた1台だ。

駐車場の枠の関係から国産キャンピングカーのサイズは2×5mがお約束だったが、全長を5.2mに拡大して十分なサイズのマルチルームと2段ベッドをゲットしたモデルで、当時多くのフォロワーを生んだ。

間接照明やインテリアはVANTECHらしく超一流のセンス、今では一般的となった大容量電源とルームエアコンの搭載も先駆けだったので研究実績も十分。

バンクベッドで2人、テーブルスペースをベッドにすることで1人、そして2段ベッドで合わせて5人が就寝できるファミリーに最適なモデルと言える。

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ジープニー エボライトX/ナッツRV

「ちょうどいい」を詰め込んで衝撃価格で登場

VANTECHと並ぶキャブコンづくりのトップメーカー、ナッツRV。キャブコン1000万円〜が当たり前のこの時代に798万円〜という衝撃価格で登場した。

車両サイズもダウンサイズし、2×5mの駐車場枠にぴったり収まるサイズに。

価格はおさえたが、ルームエアコン、電子レンジなど現代のマスト装備は削らず、オリジナル電源システム「エボライト」も搭載してあるのでサブバッテリーでルームエアコンを8時間動かすのも可能。

サイズも装備も価格も、日本のちょうどいいを体現した意欲作だ。

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モビーR2B/東和モータース販売

駐車スペースに困らないジープニーの兄弟車

東和モータース販売のモビーはナッツRVのジープニーの兄弟車で、上で紹介したジープニータイプXとレイアウト、ここで紹介するR2Bのレイアウトと、それぞれ2タイプが設定されている。このレイアウトは後ろが2段ベッドになり、ベッドがスリムになったかわりにマルチルームが設定されている王道の人気タイプ。

もちろんジープニー同様、ルームエアコンや電子レンジ、エボライトシステムも搭載。マルチルームが欲しいかどうか、モビーとジープニーで外観のデザインが違うのでその好み、居住地に近い店舗があるかどうかなどで選ぶといいだろう。

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アンセイエ/M.Y.Sミスティック

グッドデザイン賞受賞の山小屋風キャンピングカー

アメリカのキャンピングカーっぽい雰囲気が魅力のM.Y.Sミスティックのキャンピングカー、アンセイエは見た目も他のキャンピングカーとは一線を画すスタイルにファンが多い。

広々とした室内の家具はすべてムク材、シート色との組み合わせも美しい。バンクベッドも広々しており、他のモデルと差を見せつける。ルームエアコンやトイレなども標準装備され、いきなり乗り出せる内容だ。

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BR75/ダイレクトカーズ

SUVとキャンピングカーを融合しグッドデザイン賞も受賞

アンセイエに続いてグッドデザイン賞受賞モデルをもう1台。2023年を通じてずーーーっと注目の的だったBR75シリーズだ。ハイラックスにキャンピグカーシェルを架装し、男の隠れ家といった1台を提案。

入り口が車両左側についているBR75-Gと車両最後部についてるいるBR75-Bがある。2024年1月のオートサロンにも登場予定だ。

ウラル バンタスティック エディション/ファンルーチェ

小型で軽量!ハイエースベースの2人旅仕様

最後に紹介するのはハイエースベースのキャンピングカー「ウラル」の2023年特別仕様。ファミリーユースが多いこのジャンルにおいて、2人旅とわりきったことですばしくゆとりのある空間が生まれた。

ルームエアコンや電子レンジ、FFヒーターなど必要な装備はあらかじめ標準装備。2人ならベッドを作る必要もなくテーブルスペースとベッドスペースで分けて生活ができる。

リアのベッドだけでなく、テーブルスペースをベッドにすれば子供2人が寝られるようになるので、小さい子供2人との旅にも対応。

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ここまで2023年デビューの注目キャンピングカーを6台紹介した。このジャンルの主力車種のカムロードモデルのほか、ハイエース、ハイラックスモデルまで、変化がある1年だった。

オートキャンパーwebのキャンピングカーカタログではほかにもたくさんのキャブコンを掲載している。ぜひチェックしてみてほしい。

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