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冷蔵庫電子レンジ標準装備!レトロフューチャーなインテリアも魅力な軽キャンパー

スタイリッシュな内装で人気の軽キャンパービルダー「タイムトラベルカンパニー」。人気モデル「ミカド」は今年「シン・ミカド」としてリニューアルし、さらに使い勝手のよい1台となった。限られた空間をどのように活用して、電子レンジや冷蔵庫といった快適装備を収めているのか?詳しく紹介する。

フロアも有効活用して快適装備をうまく装着

軽自動車で車中泊をするときによくやるのが、セカンドシートの背もたれを前に倒してフラットにし、そこにマットを敷いて全面ベッドにするという形。こう書くと簡単に思えるが、ただシートを倒しただけでは床面はフラットにならないので工夫が必要だし、収納スペースも欲しい。

軽自動車での車中泊仕様を専門に作る軽キャンパーメーカーでは、この問題にフロアのかさ上げ加工という形でこたえている。タイムトラベルカンパニーの「シン・ミカド」ではフロアを330mmかさ上げしている。

かさ上げした状態がよくわかるのがこのお座敷モード。

ベッドのベースと後部マット上を座面にして、テーブルを左右スライドドアに橋渡ししてお座敷を作っている。テーブルの下に見える壁面がかさ上げフロアの土台で、かさ上げすることでできた床下部分は収納として活用。

シン・ミカドは電子レンジや冷蔵庫が標準装備なので、しっかりした電装系装備が設置されている。撮影車両にはオプションの200Ahリチウムイオンバッテリーが取り付けられていた。

ポータブル冷蔵庫も床下に設置。上開きの冷蔵庫なので、冷気がにげにくいのもポイントだ。

こうしてつくったフラットなスペースを使った全面ベッドがこちら。サイズは奥の助手席部分を含めないで、タテ1800×幅1310mm(スライドドア部分は1240mm)。かさ上げしたら圧迫感が出るのでは?と思われるかもしれないが、これでもベッドから天井まで920mmあるので、不便は感じない。

がっしりした作りこみとベッドのフラット感は特筆もの。シン・ミカドはアトレーでもエブリイでも作れるが、エブリイの場合は助手席側まで倒せるのがメリットだ。

その他の収納や快適装備は、天井付近の空間をうまく活用。まずは車両右側の後方。ここには電子レンジを配置。そこそこ張り出してはいるが、車両最後方なので寝起きには一切干渉しない。

続いて車両右側のスライドドア上。しっかりした収納庫が装備されている。ルーフをぐるっと囲むように天井板とテープLEDによる間接照明が雰囲気を盛り上げる。

車両左側の後方にはコンセント類、オプションのクーラーがある。

驚いたことに、このクーラーの上の扉を開けると12インチの液晶テレビが。生活感を出さないように隠せるものはすべて隠すという、美しさを追求した工夫だ。

軽バンコンでは最大級のベッド、随所に見られる美しい作りこみ、そしてリッチな装備群。軽キャンパーの最新世代の代表的な1台だ。

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