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さすがの積載能力とアレンジ自由なレイアウトが魅力なキャラバンの車中泊仕様

「キャラバンマルチベッド」のベース車であるキャラバンは、4695×1695×1990mmという乗用車の5ナンバーサイズながら、エンジンルーム上にキャブ(車室)を置くことでスペース効率はミニバンなどより優れており、荷室長は3050mmと4ナンバー貨物小型車ではクラストップを誇る。荷物も人もしっかり積んでのキャンプ+ポタリングで使い勝手をテストした。

自転車も積んでポタリングキャンプ

目的地に着いたら、車載してきた自転車で付近を散策。旅先でその土地ならではをゆっくり探す…自転車があるとそんな楽しみ方ができる。ポタリングをしてひと汗かいたらキャラバンに戻って休憩。車内に入ってゴロンと横になる。設営に時間がかかるテントキャンプと違いこうした自分時間を長くとれるのも車中泊仕様車の強みだ。

このベッドキットは使い方に合わせて6タイプの室内アレンジができるのでシーンや目的に合わせてすぐに対応でき、活用の幅も大きく広がる。

たとえば左右のベッドを降ろしただけでも、ごろごろできるサイズのベンチ2つとして使える。ベッド下空間に余裕があるので、荷物はここに十分しまっておける。

また、2つのベッドの間に2枚のマットを置き、テーブルをセットすればお座敷のようにも使える。

オプションの脱着式のテーブルがあると、食事のときはもちろん仕事などでも使えてさらに便利だ。使用しない時はベッドの裏の専用収納スペースに片付けておける。

そして、これはハイエースにはできないキャラバンならではのメリットなのだが、キャラバンはセカンドシートが左右に分割しており、片方だけ倒すことができる。

たとえば下の写真のようにセカンドシート側にいる人間がマルチベッドにアクセスしたい時。

このように、スライドドア側のシートだけ前方に倒しておけば、スムーズに後方にアクセスできるのだ。

ほかにもバックドアテントやバックドアタープのようなキャンプ好きのためのオプションや、車中泊がより快適になるプライバシーシェードに車内カーテン、サイドマルチパイプにツインアタッチメントといったアクティビティの荷物の整理に便利なアイテムも用意されているので、自分のスタイルに合わせて拡張していくことができるのも魅力となっている。

キャラバンマルチベッドのベッド展開

キャラバンマルチベッドのベッド展開は、基本脚を引き出すだけなので非常に簡単だ。全長1760mmと大きいが、女性でも無理なく展開できる。

室内長を活かしセカンドシートそのままにベッドにできる。ベッドは左右に振り分けられた跳ね上げ式のタイプ

展開はワンタッチ式のベルトを外して、脚部分にあるレバーを押して引き出すだけとたったの2ステップ
別売りのテーブルがあれば、中央にテーブルをセットしてリビングのようにくつろぐこともできる。最後に中央にベッドマットをセットすれば完了

ベッドサイズは片側のみの展開で1760×580mm。全面ベッド展開だと1760×1510mm。マットは内部のウレタンにこだわり厚みは50mm。座り心地・寝心地もいい
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