軽キャンパーよりちょっと大きいのが使いやすい!オプションパーツが豊富なNV200バネット車中泊仕様
NV200バネットをベースに作られた車中泊仕様車「NV200バネット マルチベッド」。軽自動車よりひとまわり大きいくらいのサイズなので、どこにでも入っていける。渓流釣りとワーケーションという1日の相棒としてNV200 バネットを使ってみた。
小型ボディが生み出す機動力の高さ
前日に釣りの荷物を荷室に詰め込み、早朝にポイントへ到着できるよう都内を出発。ねらうは渓流魚。山間部をドライブしながらポイントを探して移動するのだが、NV200バネットはコンパクトなため車幅の狭い峠道でも走りやすく、エンジンも軽快かつフットワークもいい。頼りになる趣味の基地だ。
ワーケーションにもいいし、趣味のクルマとしてもかなり使い勝手がいい。4WDもラインナップされているので、ウインタースポーツのベース基地としても便利そうだ
大型車だと不安になるような細い道もスイスイ。低床で乗り降りしやすいので、釣りのポイントを探して渓流をうろうろする際も楽だ。
しかし、肝心な釣りのほうは、ポイントを3カ所ほど変えてみたものの、釣果ゼロ……。深夜に起床したものの腕と見極めの悪さを思い切り知ることとなった
オプション設定の脱着式テーブルは超オススメ
早朝から遊び、仕事を始める前に車内で仮眠をとる。NV200バネットマルチベッドは左右に跳ね上げベッドがあるが、1人なら片方のみベッドとしておけば道中そのままで運用できる。ベッド下も収納力が高いので、ポータブル電源や趣味の荷物も余裕で積める。
休憩後にオンラインミーティング。すぐさまマルチベッドにオプションで用意されている脱着式テーブルをセットし、ノートPCを開く。先ほどまで寝室だった車内は即移動式の事務所に変身。
このテーブルが本当によくできていて、サイズはタテ350mm×ヨコ565mmと十分な広さがあり、高さも525mmから725mmの間で20mmごとに10段階調節できるようになっている。車内で生活をしてみると、ちょっとした物を置く場所があるとないでは全く快適さが違うのがわかる。しかも使わない時はベッドの裏に収納しておけるので邪魔にならない。NV200バネットマルチベッドを購入しようという方にはぜひこのオプション採用をすすめたい。
飲み物を置いたり眼鏡を置いたり、くつろぎタイムの時にもテーブルは重宝する
豊富なオプションパーツ設定
また頭上になにやらバーが映りこんでいるのがわかると思うが、脱着式テーブルをはじめ、オプションパーツが豊富なのもNV200 マルチベッドの特徴だ。
バンのみ対応のパーツもあるが、サイドマルチパイプやそれを利用して使うロッドアタッチメントやボードアタッチメント、リヤパイプラックにバックドアタープなど、趣味や遊びに便利なオプションが豊富にある。
この日は釣り竿をロッドアタッチメントに装着したほか、バーをハンガーかけとしてジャケットもかけておいた。
手に届くところに自分の好きなものを自由に配置できるという秘密基地的な楽しさを満喫できる1台だ。
脱着式のテーブルは使用しない際はベッドの裏に収納できるようになっている