6人乗車6人就寝、走行性能も進化した国産最高級の豪華仕様キャンピングカー
ナッツRVのフラッグシップモデルである「ボーダーバンクス」。ベース車のマイナーチェンジによって走行性能が向上した。国産最高級と言われるモデルの詳細を紹介する。
唯一無二のレイアウトで存在感が抜群
ナッツRVの「ボーダーバンクス」は、ベース車であるバスのボディをカットしてシェル架装をする日本独自のセミフルコン仕上げで登場時に話題を呼んだ。
ボディカットをするメリットは居住空間の確保と、バスならではの乗り心地のよさとパワフルなエンジンにある。今回、ベースとなるコースターがマイナーチェンジし、日野からトヨタのディーゼルターボエンジンとなったことで、 走行性能が大幅にアップした。長距離を運転するキャンピングカーユーザーにはうれしい。
車内はセミフルコンとしては他に類を見ない作りが多数あるが、その1つがバンクベッドを備えていること。これは走行用クーラーの取り付け位置を変更しているからで、十分な上部クリアランスを確保している。
バンクベッドの内部。小窓もあり通気性が良い。十分なサイズを確保している
さらにリヤに配置されたツインタイプの常設ベッド。主寝室にふさわしい豪華な作りで、間接照明も凝っており最高の雰囲気を演出。国内ではパートナーの眠りを妨げないツインベッドは人気が高い。必要ならばマットを足してフルベッドにすることもできる。
リヤのツインベッド。上部にルームエアコンが見えている。中央に補助マットを置くとフルサイズのベッドに変身
装備はナッツRV独自の電装システムであるエボリューションシステムをはじめ、冷蔵庫、電子レンジ、FFヒーターやテレビ、ブルーレイプレイヤーなど快適装備が多種標準装備。国内最大手ビルダーのフラッグシップの名に恥じない1台だ。
機能充実、使い勝手上々のキッチンだ。電子レンジや冷蔵庫も標準装備マルチルームはFRP仕上げの完全防水仕様。オプションでカセットトイレなどを置けるベース車がマイナーチェンジし、エンジンがパワフルになったバンクベッドとダイネットのベッド展開、リヤのツインベッドの3か所にベッドを設けている