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モビリティショーのキャンピングカー エリアにもトヨタ自動車のブースが!

ジャパン・モビリティショー2023のキャンピングカーがずらりと並ぶ東8ホール。日本RV協会にある会場マップを見ると、そこにはトヨタ自動車の文字が!!! ここはトヨタグループであるトヨタ・コニックが手掛けるカスタム中古車ブランド「CORDE by」など、4台の車両が並んでいた。

コンセプトモデルのランドクルーザープラド。

CORD byはトヨタの中古車をベースに、独自の世界感を持つブランドとコラボしてカスタムを行って個性的なクルマに仕上げなおして販売するいわゆるカスタムブランド。現在、第1弾としてFLEX(フレックス)が手掛けるリノベーションカーブランド「Renoca(リノカ)」とコラボしたプリウス(30)、ノア&ヴォクシー(70/80)の3モデルで、外装のリペイントやシートの張り替えなどが基本メニューとなっている。

ショー会場では第2弾として2024年春に発売が予定されているハイエースとコンセプトモデルのランドクルーザープラドを出展。ハイエースは「HIACE THE CREWVAN」の名を冠し、エンタメコンテンツを展開する企業「STARBASE」とトヨタの「Drive Your Teenage Dreams」プロジェクトとのタイアップモデル。

いちばんの特徴はマットブラック塗装。一般的な塗装より難しいと呼ばれるマット塗装を高い技術力と環境の整う工場と協業することで、ブランド独自の品質基準をクリアし提供。そんなマットブラックのボディにはオレンジのウインカーやビス打ち加飾のオーバーフェンダー、TOYOTAロゴなど、1990~2000年代テイストを取り入れ、ネオクラシック感というべきか、他者(他車?)との差別化がポイント。

シートに関してもグループのトヨタ紡績により前後シートともに高級感あるブラック生地に張り替えられ、フロアマットも大きな「TOYOTA」があしらわれている。

一方コンセプトモデルであるプラドの方は、人気のアウトドアブランド「THE NORTH FACE」とバイオベンチャー企業「Spiber」とのコラボで開発。環境負荷の少ない次世代繊維「Brewed Protein」をシートカバーの一部に採用。

Brewed Proteinという素材は、Spiberが開発した構造タンパク質素材。主原料を石油などの化石資源や動物資源に依存せず、植物由来の糖を用い、微生物発酵を利用して製造される。繊維や樹脂状のものなど、さまざまな形態に加工できることから“次世代の基幹素材”とも言われている。

Brewed Proteinを使って作られたシートにはTHE NORTH FACE とBrewed Proteinのロゴが。このモデルは市販は未定とのこと。

そして、こちらも参考出品である現行シエンタ。「JUNO」という新しい車内カステムの提案で、フロアと荷室にあるサイドパネルには無数のジョイント部を設けており、ユーザーの好みに応じて棚やテーブルソファなどをセットできる設計。棚はいくつかのサイズがあるので、好みやシーンに合わせてレイアウト変更が可能。

棚の上にセットできる同サイズのマットや背もたれも用意。棚はジョイントを穴に差し込んでずらせばロックできる仕組み。棚はスタッキングもできるように設計されているので、車内で使わないときは家でも使えるようシンプルでおしゃれなデザインだ

今回のシエンタは2シーター仕様となっており、今後反響に応じて販売を検討するという。この機構はハイエースやタウンエースバンなどでも応用できるので今後に期待。また、こちらの車両にはウインドウの透過率が変えられる調光ガラスを搭載しており、スイッチひとつで外からの視線をさえぎりプライバシーが守れるようになっていた。こうした最新技術が見られるのもモビリティショーならではだろう。

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