キャンピングカーにも、トランスポーターにも使える万能車載ユニット「ASObott(アソボット)」
フィアットプロフェッショナルデュカトの正規ディーラーであるトイファクトリー 。同社が2023年2月、ユーロトイブランドで一気に4台ものキャンピングカーを発表したのは記憶に新しい。そのうちの1台、車載用キャビネットシステム「bott」を使って、車内を好みの仕様に仕立てることができる「ASObott」がサイクルピット仕様として進化した。
2023年2月、フィアットプロフェッショナルデュカトのキャンピングカーをユーロトイブランドで4台発表したトイファクトリー 。その1台がASObott(アソボット)だ。
フィアットプロフェッショナルデュカト L2H2をベースとして仕立てたASObott。室内にトリム加工を施して、トランポやキャンピングカーベースとして発売されている。価格は657万80000円からとなっているベッドやキャビネット、シートなどを装備したコンプリートモデルは、932万8000円から。自分の好みに応じて室内をレイアウトできるのがASObottの魅力だ
自転車の整備車として、デビューしたASObott
ASObottとは、ドイツの衝突安全性に優れたドイツの車両用キャビネットシステム「bott(ボット)」を搭載したキャンピングカーにもトランスポーターにもなるモデルを指す。遊びとbott社の名前を組み合わせてASObottとネーミングされるように、用途に合わせて25000種類ものパーツ群から、自転車やバイクのトランポだけでなく、車中泊使用まで、趣味のスタイルや予算に応じた車内空間を製作することができるというのがコンセプトだ。
今回、トイファクトリーのコンセプトとモデルとして組み合わされたASObottは、サイクルピット仕様。デュカトの室内に架装されたチェストをはじめとしてスモールパーツを収納する小物入れまでbott社の製品で構成された室内は、まさに移動式の工具箱。そのどれもが、車載用に設計され、欧州の厳しい強度試験や衝突安全テストをクリア。万が一の事故でも荷物や工具の飛散を最小限に抑える仕様となっている。素材は、アルマイト加工が施されたアルミ合金製。車載用途として軽量化にも腐心しているのだ。
ドイツ本国をはじめとした世界35カ国では、、このキャビネットを積み込んだプロユース仕様が活躍している。日本では、プロユースだけでなく、趣味のクルマとしてもこのASObottが活躍しそうである。
ドイツ本国では、ツールバンとして最大のシェアを誇る!
bottシステムが優れているのは、様々なクルマの形状に合わせて自由自在の車内設備設計ができること。納期も早く、3週間で程度だという。フィアットプロフェッショナルデュカトだけでなく、ハイエースやプロボックス 、軽バンなどにも対応していく予定だという。
ASObottを担当する長谷川さん(写真向かって左)と山中さん。