【快適車中泊のための電装品紹介Vol.2】使い勝手を追求したフォルムと機能性の両立「SABUMA」
車内生活を快適にするポータブル電源は日々進化しており、選ぶのが迷うほど多種多様。そこで本誌が注目する厳選アイテムを紹介。併せてポータブル冷蔵庫やソーラーパネル、各社がお薦めする電装システムの詳細もお伝えしていく。
屋外はもちろん、車内でも違和感のない独自形状「S600」
5月中旬から発売開始される最新鋭モデル。これまでの2258Whタイプと比較すると、扱いやすい小型の557WhのS600が登場。
AC100Vコンセントの定格出力は800Wで最大では1300W出力のインバーター、充電システムなどが一体になった本体。内部のバッテリーはリン酸鉄リチウムイオンを採用し、サイクル数は3000回の長寿命。
フル充電時のバッテリーで使用できる容量の目安としては、18Wでのスマホであれば充電31回、30WノートPC19回、60W車載用冷蔵庫は約9時間で55W電気毛布でも約10時間となっている。
角が取れた優しいデザインのボディで、カラーもホワイト基調のためどこへ置いても仰々しさがないのが魅力。
機能としては、過充電や過放電はもとより、高温や低温から保護するBMS機能を搭載しているので、安心して使用できるのもありがたいところ。
キャンプや車中泊といった用途だけでなく、防災や停電時の緊急電源としても活用できるほか、普段家庭内であれば部屋に置いても利用したくなるスペックを持ち合わせている。
充電方法は家庭用電源による急速充電だけではなく、バッテリーに優しい低速充電にも対応し、クルマでの移動時にうれしいDC12V充電やキャンプ時にありがたいソーラーパネル充電にも対応。フィールドだけでなく家庭の駐車場や庭、屋上といった場所で移動電源として利用しても十分な能力を発揮する。
オールインワンとしては重量が8.3㎏と比較的軽く、取っ手も付いているので、フィールドでの持ち運びも苦にならない。
スペック
サイズ:200×290×263㎜ 重量:約8.3kg バッテリータイプ:リン酸鉄リチウムイオン電池 電池容量:557Wh 定格出力:800W(最大1300W) 出力ポート:AC100V(800W)コンセント出力×2/USB-A 3.0(18W)×2/USB-C(65W、100W)×各1/DC12Vソケット(最大120W)×1/DC5521出力(最大120W)×2 充電時間:AC100Vコンセント(急速約1時間/低速約3.5時間)/DC12Vソケット(最大120W)約5〜8時間/ソーラーパネル(最大入力200W)約3〜5時間
■価格:オープン
持ち運び楽々で手軽に電力供給「SSP-110」
キャンプ場での電源確保は意外に難しいが、昼間にソーラーパネルで補充電しておけば、フル充電まではできなくても長時間バッテリーシステムとしての運用が可能になる。ポータブル電源+ソーラーパネルはキャンプ場を利用する人の必須アイテムでもある。
変換効率22〜23%の高効率単結晶シリコンを搭載したパネルで、IP67という高い防水防塵性能を備え耐久性にも優れている。バッグにはケーブル収納ポケットも付属
スペック
展開時:1650×550×2㎜/収納時:500×570×40㎜ 重量:5.8㎏ 最大出力/電圧/電流:110W/18V/6.1A 本体種類:単結晶シリコン
■価格:オープン
持ち運上部が活用できる専用台「CHABUMA」
本体をどこに置いて利用するか。電子機器の充電であれば卓上が便利だが、置くとテーブルが狭くなる。それを解消するための専用台で本体上が平面になる。ほかにも地面に置く際にも使える。本体とアクセサリーセットの商品に含まれている
製品についての問い合わせ先:
アピロス 03-6721-6417