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2023年型 ハイマー日本上陸!

ハイマー ジャパンから、2023年モデル国内入荷の知らせが届いた。その第一弾は、その設計思想を変えず、ハイマー のヘッドファクトリーで作り続けられている生きる伝説キャンピングトレーラー「エリバ」だ。

半世紀以上も作り続けられている「ハイマー 」のアイコン

ドイツのハイマー社は、1957年からキャンピングトレーラーやキャンピングカーを作り続けるキャンピングカーメーカー。同社の創業者であるアーウィン・ハイマーは、クルマの中で過ごす休日(holiday on wheels=直訳すれば車輪の上の休日)という新しい休暇の過ごし方を模索し、キャンピングトレーラーを開発した。第二次世界大戦中に航空機を設計していたエーリッヒ・バッヘム(通称「エリバ」)を巻き込み、オーダーメイドのキャンピングトレーラーを製作したのが始まりなのである。

1957年にしたトロル。誕生からそのスタイルは完成されていた

その後、1958年には現在も製作されているキャンピングトレーラーのエリバをはじめとして、トロル、ツーリングの生産を開始。幾度ともなくバリエーションモデルやアップグレードが繰り返され続けたが、航空機のコクピットを連想させるような空力を重視した流麗なフォルムは不変で、それだけ優れた設計だったのだろう。垂直にポップアップするルーフ形状も、けん引時の安定性と室内での過ごしやすさを両立するための構造である。

フロントとリアにダイネット(居間スペース)を配置する使いやすいレイアウト垂直にポップアップし、車内のスペースを確保する構造も、伝統の構造だトイレや洗面台が備わるマルチルーム部分もポップアップすることで、個室としてしっかり機能させている点も注目ちなみに内部はこんな感じ!

キッチンは丸形シンクに2口コンロをレイアウト。81Lの冷蔵庫をビルトインし、家具色と同色とすることで周囲との調和を意識。ハイマー ならでは
リーディングライトはバッテリーを内蔵しており脱着してテーブルライトとしても、懐中電灯としても使用可能

2023年モデルのハイマー は、ディテールアップがスゴイ!

2023年モデルのキャンピングトレーラー「エリバツーリング530」も、このエリバシリーズの伝統的なスタイルの各部をディテールアップしたイヤーチェンジが施されたという印象だ。
とはいえ、ハイマージャパンのスタッフが興奮するほど、手を入れられた箇所は多岐にわたり、前年まで型まで装着されていた車体下部のスカートなどのエアロパーツが排除され、初代モデルの優れた設計をオマージュしたキャンピングトレーラーとなった。フロントとリアにダイネット、車両の真ん中にマルチルームとキッチンを配置するエリバの黄金レイアウトを変えないながらも、パーツ単体では壮大なブラッシュアップがかけられている。

後部のダイネットはテーブルの天板を下げて、そこに背もたれのマットを外して差し込む

オプションで車体前部のダイネットもベッド展開することが可能シャシーはKNOTの専用品。リヤまわりは丸型のLEDテールランプが採用され、オリジナルのイメージを崩すことなくアップデートに成功している

「エリバ」でしか満足できないキャンピングトレーラーユーザーに

いいものは変えない、変わらない。キャンピングトレーラーではなく、エリバでなければいけないというユーザーに向けた伝統の1台にまた一つの歴史が刻まれた。2023年モデルの「エリバ」はそう言っても過言でないほど、よくできたキャンピングトレーラーなのだ。
この2023年型キャンピングトレーラー「エリバツーリング530」は、前年までのALCOからKNOT製とし、よりけん引走行時の安定性を追求した専用設計の仕様となっている。

HYMER ERIBA TOURING530データ

就寝人数 大人2+子供2人
全長×全幅×全高:5990×2100×2270mm 車両重量:約1200kg
ブレーキ形式:慣性
価格:700万円~ (予価)
●標準装備:丸形ステンレスシンク/2口コ ンロ/ 13l給水タンク/ 排水タンク/各種コンセント/ LED照明/集中スイッチ/ FFヒーター/3ウェイ 81L冷蔵庫/ 95Ahサブバッテリー/外部充 電器/ポップアップルーフ/カセットトイレ /洗面台/ドアポケット/上部収納庫/クッションフロアほか

ハイマー ジャパンでは、5月20日〜28日まで「ハイマースペシャルオファー」と称したお披露目会を実施。今回紹介したエリバツーリングのほか、エクシスシリーズもそのラインナップに加わる予定だ。

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